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概要と導入メリット

概 要

天然ガス自動車

天然ガス自動車の構造は、基本的にガソリン車、ディーゼル車などの従来車と同じであり、異なるのは燃料系統だけです。

燃料である都市ガスは、高圧(20MPa)に圧縮され、自動車に搭載されたガス容器に充填されます。

燃料供給は、ガス容器から燃料配管を通って減圧弁を介してエンジンに供給されるシステムであり、このシステムは基本的に全車種とも同じです。

小型車両例小型車両例
大型車両例大型車両例
 

エコ・ステーション(エコステ)のしくみ

急速充填設備

天然ガス自動車へのガス充填を、ガソリンスタンドと同様に、1台あたり数分間で行うことのできる充填設備です。一般車両へガスを販売するスタンド(エコ・ステーション等)や多くの車両を有する事業所の専用スタンド(バス車両基地のスタンド等)に適しています。
多くの急速充填設備が、エコ・ステーションや、専用スタンドとして建設されています。
場所によっては、通常のガソリンスタンドと併設されているところもあります。

エコ・ステーション
エコ・ステーション

主な設備として、圧縮機、蓄ガス器、ディスペンサーで構成されています。大容量の圧縮機を用いて蓄ガス器なしで急速充填を行う方式もあります。

急速充填設置の機器構成例急速充填設置の機器構成例

  1. 1.圧縮機ユニット
    ガス導管から受け入れた都市ガスを自動車の最高充填圧力(20MPa)より高い圧力(通常25MPa程度)まで圧縮機で圧縮します。
  2. 2.蓄ガス器ユニット
    圧縮された都市ガスを、急速充填が可能なように蓄えます。蓄ガス器を2~3段に分けて効率的な運用をはかる方式(カスケード方式)もあります。
  3. 3.ディスペンサーユニット
    蓄ガス器から自動車に充填する都市ガスの流量制御と充填量の計量を行います。

メリット

都市ガスの環境性

排出ガスがクリーン

  • 地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)の排出量を、ガソリン車より2割ほど低減できます。
  • 光化学スモッグ・酸性雨などの環境汚染を招くNOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の排出量が少なく、SOX(硫黄酸化物)は全く排出されません。
  • 黒煙は排出されず、粒子状物質はほとんど排出されません。

CO2排出量が少ない自動車です

大幅にポスト新長期規制値をクリアできる自動車です

パイプラインのため供給継続能力が高い

天然ガス自動車の燃料となる都市ガスは、道路等に埋設した中圧ガス導管によりエコ・ステーションに供給されます。
中圧ガス導管は耐震性に非常に優れており、東日本大震災においても地震に対する強さが実証されており、供給能力に極めて高い信頼性を誇ります。

都市ガスの安全・安定供給