第26回(2023年)
入賞作品発表/
テーマ「いちばん!」

2023絵画コンクール

ご挨拶

 京葉ガス絵画コンクールは、弊社の都市ガスをご利用いただいております市川市、浦安市、船橋市、鎌ケ谷市、白井市、松戸市、柏市、流山市の8市に在住、在学する小学生を対象に1997年より開催し、また、本年から新たに我孫子市、茨城県取手市の2市の小学生も対象として26回目を迎えました。
 本年は「いちばん!」をテーマに募集したところ、235校より12,961点ものご応募をいただきました。
 ご応募いただいた作品は、児童のみなさんが夏休みにご家族やお友達と過ごしたさまざまな「いちばん!」の思い出が描かれており、見ているこちらもその情景が浮かぶような素晴らしいものばかりでした。画用紙いっぱいに一生懸命気持ちを込めて描いてくれた児童のみなさん、本当にありがとうございました。
 また、ご多忙の中審査にあたっていただきました先生方、ご後援をいただいた各市の教育委員会さま、学校で作品を取りまとめていただきました先生方、そしてご家族の皆さまをはじめ多くの方々にご協力賜りましたことを心より厚く御礼申し上げます。  
 ご応募いただいた数多くの力作の中のほんの一部のご紹介となりますが、『最優秀賞』『つぎの「うれしい!」賞』『わくわく賞』の72作品を収録した作品集を刊行する運びとなりました。ぜひ、多くの方々にご覧いただきたく存じます。
 今後とも弊社は、地域の皆さまのより快適な生活と豊かな社会の実現のために少しでもお役に立てるよう努力し、皆さまから愛される企業を目指してまいりますのでより一層のご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

2023年11月
京葉ガス株式会社
取締役社長 江口 孝

2023photo

11月19日に表彰式を開催しました。
詳しくはこちら

   

最優秀賞作品(8名)

最優秀賞(8名)

剣士たちのスイカわり勝負

最優秀賞作品

市川市 小玉 悠剛

剣道の合宿で、スイカわりに挑戦したのですね。この絵を見たとき、なぜ真ん中に二人が重なっているのだろうと思いました。が、よく見てみると、その謎が解けました。目隠しをしてドキドキしながら進む自分と、胴着を着ているのは、剣道の構えでスイカを狙う、心の中の自分なのですね。この構図のアイディアは見事です。自分を重ねて描くことで、緊張感や心の中のつぶやきが聞こえてくるようです。剣道を習っているだけあって、構えのポーズや竹刀の動きの表現も上手です。1番先にわることができてうれしかった様子が、周りの人の表情や風景の明るい色彩からも伝わってきました。皆の応援を受けながら、「絶対に割ってみせるぞ。」という悠剛さんの気迫あふれる姿がとても丁寧に描けました。

パラセーリングで見た地球

最優秀賞作品

浦安市 平井 凰李

沖縄の海でしょうか? 南国特有のきれいな海の上をパラセーリングで飛んだ爽快感がよく表れています。背景の海のエメラルドグリーンからウルトラマリンに変わっていくグラデーションと波の白、ライフジャケットや海水パンツのオレンジや赤など引き締まった色彩感覚の豊かさに感心させられます。風にたなびく髪の毛や大きく開いた色鮮やかなパラシュート、そして何より手足をいっぱいに広げ、満面の笑顔がうれしい気持ちを画面いっぱいに表現しています。まぁるく見える水平線と遠くの森やボート、そして大きく描いた凰李さんとの対比が、より地球の壮大さとこの夏一番の楽しさを大いに感じる一枚となっています。

切ったよ。私のゴールテープ!

最優秀賞作品

船橋市 須山 柚葵

運動会で、一番にゴールテープを切った瞬間の喜びや爽快感を表した作品です。絵を見ていると「やったー、一番だ!」と言う声が聞こえてきそうです。喜びいっぱいの柚葵さんの表情はもちろん、悔しそうな友達、頑張って走る友達の表情も生き生きと描かれています。また、一点透視図法による遠近感、雲のカラフルな影の立体感、ゴールテープのたなびき方なども効果的に表現されています。その一つ一つの細かな工夫により、躍動感あふれる作品になっており、思わず両手をあげてしまうくらいうれしかった気持ちが強く伝わってきます。

1番大事なバスケ

最優秀賞作品

鎌ケ谷市 藤田 庸一朗

広い体育館で練習しているのはレイアップシュートでしょうか。庸一朗さんは使い込んだバスケットシューズやボールでたくさん練習したのですね。ボールのざらざらっとした表面やシューズのやわらかい紐の部分、「ダンダン」「キュッキュッ」という音が響くコートの床板、それぞれの「質感」の違いが、細かいところまでこだわって丁寧に表現されています。一方、体育館後方の色使いは、庸一朗さんが表現したかったものをぐんと引き立てています。高学年ならではの表現の工夫があちこちにみられる、バスケットボールに対する「思い」が詰まった作品です。

いちばん行ってみたい宇宙から・・・

最優秀賞作品

白井市 菅野 緋夏

緋夏さんが地球を飛び出して、宇宙から見えたのは、とても素敵な地球。自然が豊かで、動物も、植物も、そしてみんながうれしく楽しそうです。画面いっぱいに描かれた地球。ダイナミックなジェットコースター。海や山、おまつりの様子……細かいところまでていねいに塗られた絵の具の明るい色づかいによって、宇宙にうかぶ地球の美しさが一層際立って表現されています。いつか緋夏さんが宇宙に行ったとき、こんな素敵な地球が見られるように、もっともっと大人たちはがんばらなければいけませんね。

だいすきだいしゅうごう

最優秀賞作品

松戸市 多田 大和

なんと喜びとエネルギーに溢れた表現でしょうか。この絵と出会った瞬間、大胆で躍動感に満ちた構図と一つ一つの鮮やかな色づかいに驚かされました。大和さんが大好きな恐竜に乗ってうれしくてたまらない気持ちが画面全体から伝わってきます。恐竜といろいろなお話をしながら空にも届きそうな場所から眺めた景色は、ほんとうに楽しく素晴らしい世界が広がっていますね。鮮やかな光の花火が空いっぱいに広がり、恐竜たちと大和さんがいっしょに花火を思いきり楽しんでいる様子が描かれています。恐竜たちの喜ぶ声とたくさんの花火のにぎやかな音も聞こえてくるようです。

ぼくが いちばんのりたい せんすいかん

最優秀賞作品

柏市 西村 仁翔

おうちの方から海底二万里のお話でも聞いたのでしょうか? それとも北陸の巨大イカのモニュメントでも見たのでしょうか? 想像を広げ、潜水艦に乗っていろいろな海を探検してみたいという好奇心や冒険心がよく表れています。いろいろな海をハラハラドキドキしながらピンチを切り抜けてきたことが潜水艦のまわりの青い道すじからわかります。さまざまな海で遭遇した生き物は、ちょっと大きくてかわいらしいですね。どれも味のある表情をしています。きっと冒険を応援していたのかもしれません。淡い水色の海の中に赤、オレンジと青の迫力ある潜水艦の存在感が抜群です。絵の具をはじくバッチクを効果的に使った大小の泡が画面を引き締めています。

ウォータースライダー

最優秀賞作品

流山市 峰村 朝陽

「つめたいっ!」絵の画面から本当に冷たい水しぶきが飛んできそうな作品です。すべりおりるみんなの声も聞こえてきそうです。白い絵の具の水しぶきは、そのぐらい勢いがあります。また、階段の直線の表現とはちがうスライダーの曲線の表現は、とてもダイナミックで、ぐるぐると回る動きまで感じさせられます。朝陽さんは、この夏プールでたくさん泳いだのでしょうね。真っ黒に日焼けした朝陽さんが、絵の具だらけになって、にこにこしながら楽しくこの絵をかいている様子までが目に浮かびました。

つぎの「うれしい!」賞(32名)

つぎの「うれしい!」賞(32名)

わくわく賞(32名)

わくわく賞(32名)

「京葉ガス絵画コンクール」紹介動画