第10回(2006年)
最優秀賞作品/
テーマ「ゆめ」
最優秀賞作品一覧
「やさしい曲がひけたら
いいな。」
市川市立八幡小学校
第3学年
長井 香南
全体に温かさの感じられる色調で、ピアノを弾く顔の表情が実に豊かに表されています。また、まわりの人々の聴き入る様子も見事です。そっとピアノにおかれた指の微妙な動きが伝わってきそうな作品です。
「私にできること」
浦安市立東小学校
第6学年
大森 結衣
自分の植えた木の種子が発芽して、大喜びしているのでしょう。人物の表情や動きが豊かに表現され、会話が聞こえてくるようです。絵の具の混色を工夫し、透明な部分・不透明な部分を区別して着彩することで、中心をはっきりさせています。筆使いが確かで勢いがあるため、生き生きした作品になりました。
「きょうりゅうと
あそびたいな」
船橋市立芝山西小学校
第1学年
仁平 太郎
「きょうりゅうと遊びたいな」という作者の強い強いおもい(夢)が画面から心に飛びこんできました。きょうりゅうを表現しているするどい形・たくましい色・背景にある輝き・さらにクレヨンのタッチが動きを出し、画面から飛び出しそうです。子どもらしさにあふれ、「私も仲間に入れてほしい」そんな思いにさせてくれました。目のやさしさが心に残る素敵な作品です。
「かなうといいな。
ゆめ!!」
白井市立桜台小学校
第5学年
畔柳 果帆
竜宮城へ導く亀を思わせるような、神秘的で夢のあるよい作品です。暖かい海の中の様子を、色のバランスを考えて丁寧に描くことができました。指をさす方向には何があるのでしょうか。この絵を見る人にも夢を与えてくれる作品です。
「広島風のお好み焼きが
食べたい!」
鎌ケ谷市立道野辺小学校
第6学年
林 紗知子
小学生とは思えない優れた観察力・描写力に圧倒されます。刻んだねぎの一つ一つの色使い・マヨネーズの曲線・ソースのつや・一本一本向きの違う眉毛など、細かい部分までしっかり描いています。画面中心にお好み焼きと人物を大きく描くことで、作品に迫力が生まれました。紗知子さんの絵に対する思いがよく伝わってきます。
「大好きなアロワナを
飼いたい!」
松戸市立小金北小学校
第3学年
小林 雅光
「大好きなアロワナを飼いたい」という思いが伝わってきます。金色に輝く見事なウロコと大きな目のアロワナ。まるで水槽からあふれんばかりの勢いです。また、水草や小魚を描くことで、透明感あふれる水をうまく表現しています。作者の夢が大きくふくらんでいることを魚に託した秀作です。
「わあっ、とりたての
魚だ!」
柏市立柏第七小学校
第5学年
髙野 由希奈
画用紙の色と絵の具の色を効果的に組み合わせて、全体を渋い色調でまとめ、さらにアクセントに白や赤・黄などの原色を入れるなど、巧みな表現力に感心します。魚の表情もユニークで、由希奈さんの心の温かさを感じます。背景の海と船が絵に奥行きを与え、中心をひきたてています。
「お絵かき教室の先生が
私の夢」
流山市立南流山小学校
第5学年
内海 桃夏
お絵かき教室の先生になった未来の自分。背景のいろいろなモチーフの絵は、桃夏さんが描きたい絵なのでしょう。人物を線でふちどることなく、色の違いで表しており日頃からたくさんの色に親しんでいることが伝わってきます。好きであるということは可能性を高めます。夢がかなうといいですね。