第18回(2014年)
最優秀賞作品/
テーマ「たからもの」
最優秀賞作品一覧
3人兄妹 トウテンポール
市川市立富美浜小学校
第5学年
島村 成美
夕食の前後など、ちょっとした時間に3人が集まるとすぐにじゃれ合ってしまう、そんな兄妹の仲のよい日常がとてもよく伝わってきます。3人それぞれの表情がとてもすてきです。お母さんのあきれている表情も目に浮かんできます。髪の毛や口元など部分的に使ったクレヨンが楽しそうな雰囲気をいっそう効果的に表現しています。淡い陰影をつけた背景や塗り残して板の間を表す描写力に高い表現力を感じます。
おきなわの海でシロダイをつった
感動!
浦安市立高洲小学校
第3学年
永井 怜
おめでとう怜君!シロダイが初めて釣れたこと、そして美味しくいただいたこと、この京葉ガス絵画コンクールの最優秀賞を受賞したこと、3つの喜びが重なり、本当に忘れられない「感動!」という宝物になりましたね。沖縄の広々とした海や釣船の様子がよくわかるように描かれています。そして「エッヘン、どうだい!今年はシロダイ釣れたんだー!」という声が、怜君の動作や顔の表情からよく伝わります。海や船の配色も美しいです。このような成功体験をたくさん重ねて、大きく成長することでしょう。
大ホールでみんなで演奏が
できたこと
船橋市立八栄小学校
第6学年
月山 凜帆子
大きなホールいっぱいに入ったお客さんの前で、生き生きと、そして精一杯演奏する姿がとても丁寧に描かれています。ライトの光に照らされてキラキラと輝く様子もとてもきれいです。すばらしい演奏にお客さんの歓声と拍手が聞こえて来そうです。今までの努力が宝物になった、その瞬間を見事に表現できましたね。
思い出のあの森
鎌ケ谷市立鎌ケ谷小学校
第6学年
寺本 聡太
なんて力強そうなオオクワガタなのでしょう。木の上に描かれた虫たちがそれぞれ存在感溢れる姿で描かれています。そして、それらの周りに描かれたひまわりの美しさ。木の茶色とひまわりの色がとても効果的で、虫やひまわりの配置もよく考えて表現されています。また、虫を指差す人物を画面下に描くことにより、メッセージ性が感じられます。夏の虫たちが安心して生息できる森、自然こそ人類にとっての“たからもの”なのかもしれません。来年の夏も、新しい命に出会えるといいですね。
キノボリトカゲつかまえるぞ。
白井市立池の上小学校
第6学年
石井 達也
「キノボリトカゲ」を逃がしてしまったのは、達也君の優しさなのでしょう。 キノボリトカゲのいる自然を思う気持ちが画面から伝わってきます。 トカゲの体をよく見て、皮膚の様子を細かく丁寧に表現していることに驚かされました。あざやかな色彩から沖縄の明るい「光と風」を感じます。トカゲを見ている達也君の表情のなんと温かいことでしょう。沖縄に限らず人間を含めた生き物のためにも豊かな宝物の自然をずっと大切にしていきたいものですね。
大切なカブトムシ
松戸市立八ヶ崎第二小学校
第4学年
樋口 翔哉
去年飼っていたカブトムシが卵を産み、今年の夏に全部で13匹のカブト虫が生まれたそうです。毎日餌を取り替えて育てている様子を描いています。 雄は、角で相手のカブト虫を倒す強さがあり、作者の宝物になっています。 構図が工夫され、カブト虫のケースを画面の前面に置き、その向こう側から見 ている自分を表現することで、カブト虫が大切な宝物だとよく分かるようにしています。また、とてもよく観察していて、4年生とは思えない程の描写力を持っています。カブト虫をこれからも大切にして、更にカブト虫を増やしてください。
だーいすき!愛犬ポンタ!
柏市立柏第一小学校
第5学年
江口 ひな
ひなさんとポメラニアンのポンタとの関係を見事に描き出している作品です。 二年前に家族になったポンタが、今ではかけがえのない存在だということがよく分かります。顔の表情や犬の毛並の様子を生き生きと丁寧に描き、優しい思いに溢れた表現になりました。また、衣服の模様も美しく、曲線が画面をより温かく、柔らかい感じにして効果的です。ひなさんにとって、ポンタが大切な“たからもの”であり、一緒に過ごす時間も“たからもの”なのですね。きっと、ポンタも同じ思いだと思いますよ。
トマトいっぱい
流山市立小山小学校
第2学年
野村 未来
赤ちゃんの時からトマトが大好きな未来ちゃんの気持ちが、画面いっぱいにあふれています。大きくて真っ赤なトマトを大きな口で丸かじりしている喜びが顔の表情に見事に表現されています。未来ちゃんの頬もトマトみたいに赤くてかわいいですね。赤や黄色のトマトがたくさん実っていて、まだまだ食べられます。赤と緑の配色がとても美しい作品となりました。この宝物のトマトをいっぱい食べて、大きく元気に育って欲しいです。