バイオ・トレース/楽農家族シリーズ

京葉プラントエンジニアリング株式会社
京葉ガス株式会社
日環科学株式会社

 新規事業への取り組み

京葉ガス技術研修センターでは、平成13年より技術シーズに基づく新規事業への取組みを模索してまいりましたが、農林水産省の提案型公募事業である平成14年食品リサイクル促進技術開発事業に千葉大学大学院自然科学研究科及び千葉市のベンチャー企業日環科学(株)と共同で応募し、採択を受け研究した成果を新規事業に結び付け、平成15年10月より新規事業「バイオ・トレース」を開始することになりました。
この事業は関連会社の京葉プラントエンジニアリング(株)の新規事業「楽農家族シリーズ」と連携をとりつつ実施します。


 バイオ・トレース(発酵モニタリングシステム)
「バイオ・トレース」とは、有機物の発酵過程の微生物動態と微生物の代謝物の変化の両面から行う発酵モニタリング分析及びその解析技術のことで、堆肥等の品質評価から、環境、医療分野などへ幅広く応用が可能です。

自然界の有機物の分解を担うもの、それは「微生物」です。
農業・畜産の場面においても、動物の胃腸内の消化、堆肥化過程、土壌肥効成分の代謝、廃棄物・廃水の浄化・・・ そこで数十〜数百種類の微生物の共同作業による「発酵」が行われています。
「発酵」=微生物による代謝(ある物質を別の物質に変換すること)は、微生物が持つ酵素によって行われています。基本的に、酵素はある「特定の」物質を、別の「特定の」物質に変化させます。すなわち一種類の酵素は、一種類の反応を制御します。
「微生物」は、化学物質を栄養源としているので、そこにある化学物質の組成によって増殖できる微生物種も変わってきます。このように微生物相と化学物質の組成には、密接な相関関係が存在します。
バイオ・トレースでは、微生物相と化学組成の両面から発酵状態を解析し、精度の高い品質診断を実現いたします。
DNA分析データの一例


 自然環境をサポートする楽農家族シリーズ

「楽農家族シリーズ」とは、環境浄化作用のある好熱性微生物資材「楽農美人」「楽農の種」及び関連製品「楽農工房」等を販売する事業で、主に農畜産業向けに製造販売する事業です。

「楽農美人」は、微生物と植物の有益な相互作用の場を構築し、作物の成長を促進させるとともに、有用微生物群の活性化による二次的な作用として、植物病原菌に対する抗菌作用や水質浄化作用・堆肥熟成効果などの、栽培環境を整えるための強力な機能性を持った液体肥料です。

楽農家族シリーズ「楽農工房」
畜産向けバイオ・リアクター


「楽農工房」は、家畜の体調機能を整える好熱性微生物や環境浄化機能を有する好熱性微生物を含んだ粉末状の楽農のたね(別売)を液状化し、耐熱性酵素を活性化させるための装置です。
楽農家族シリーズ「楽農美人」
楽農家族シリーズ「楽農の種」


 トピックス

平成15年 京葉ガスは、農林水産省公募事業の成果を基に既に計量証明事業所として登録している分析事業に加え、微生物を含む発酵有機物の分析(バイオ・トレース)を開始した。また、京葉プラントエンジニアリングは日環科学との業務提携により、極限環境下で生息する特殊な微生物(好熱性微生物)を活用した農業用土壌改良材「楽農美人」、畜産飼料添加材供給装置「楽農工房」を開発し、特殊飼料・肥料の製造販売事業登録を行うと共に、直販及び代理店方式による全国展開を開始した。
平成16年 「楽農工房」、「バイオ・トレース」を幕張メッセで開催された農林水産環境展に出展した。
平成17年 日環科学、東京電機大学等は、「バイオ・トレース」に関連する微生物活動解析ソフトの研究についてメルボルンで開催された国際電子電気学会(IEEE)で発表した(特許出願済み)。東京ビッグサイトで開催された国際ホテルレストランショーに出展した。
平成18年 日環科学、東京電機大学、大手飼料会社の中部飼料等は、畜産分野における「バイオ・トレース」の応用例として、糞便中の微生物群の活動状況を解析する新しい手法の応用例を京都で開催された国際生化学会で発表した。
平成19年 千葉大学において開催された「食と環境シンポジウム」に千葉大学、東京電機大学等と共に京葉プラントエンジニアリングが参加し、「楽農工房」の発表を行った。共同研究先である千葉大学では、好熱性微生物資材の農業分野における機能解析の研究が、日本学術振興会の科学研究費補助金(萌芽研究)として採択された。


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