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新京成線薬園台駅・習志野台周辺

歴史と文化にふれる習志野台界隈

二宮神社

二宮神社/創建は弘仁年間(810年~823年)と伝わる古社。権現造の社殿は、棟札などから安永年間(1772年~1781年)の再建という。船橋市の指定文化財

 縦横に走る鉄道路線を乗り継ぎ、気になる駅で途中下車。周辺を散策しながら、魅力ある街の風情を楽しみます。最終回の今回は、新京成線・薬園台駅で降りて北習志野駅まで歩きます。歴史と文化にふれる小さな旅に出発しましょう。

 

八幡神社参道

八幡神社参道/両脇にツツジが植えられている。参道横に弁財天も祀られている

倶梨伽羅不動境内の石塔

倶梨伽羅不動境内の石塔/山王権現が刻まれた延宝3年(1675年)の庚申塔も

薬円台公園

薬円台公園

薬円台公園/上写真は習志野地名発祥史跡「明治天皇駐蹕之処の碑」。左隣に蒸気機関車D51が展示され、船橋市郷土資料館も園内にある

神明神社

神明神社/宝暦10年(1760年)創建と伝わる。鳥居は社殿の裏に

高幢庵

高幢庵/墓地には木食僧観信の墓があり、隣の小堂に観信が彫ったとされる木っぱ地蔵を安置

倶梨伽羅不動で出合った猫

倶梨伽羅不動で出合った猫/人懐こいのか、境内を一緒に散策することに

Osteria

Osteria

Osteria/額縁専門店ALBAの奥に併設するイタリアンのお店。ペンネなどのショートパスタも自家製麺で、右写真のランチA(1,900円)は前菜の盛り合わせ、選べるパスタ、サラダ、自家製パン、デザート、ドリンク。メインディッシュを加えたランチB(3,300円)も用意
時間/11時30分~15時・18時~22時 月曜・第3火曜定休
TEL/047-465-0022

倶梨伽羅不動の池も海老川の源流

 小さな旅のスタートは薬園台駅から。北へ200メートルほどの倶梨伽羅(くりから)不動に向かうことにしよう。
 境内に入ったすぐ右手に5基の石塔が建つ。資料によると、中には延宝3年(1675年)造立という古い庚申塔もある。石塔の背後は大きく落ち込んでいて、そこに小さな湧水池が。海老川源流の一つだそうだ。奥のお堂には、寛文9年(1669年)建立と伝わる石造の倶梨伽羅不動尊(非公開)が祀られている。境内の大きなエノキは船橋名木10選の一つだ。
 不動横の細い路地を回り込むと延宝4年(1676年)創建という八幡神社。樹齢数百年という老松をはじめ、梅や桜、アジサイなどが植えられ、まるで庭園のようだ。ツツジが植栽された参道横には弁財天が祀られている。
 新京成線の踏切を渡り、国道296号・成田街道へ。左に曲がり、交番手前の路地を入れば、木食僧(もくじきそう)の観信が開いた高幢庵(こうとうあん)。斜め向かいの墓地に観信の墓があり、隣の小堂には木っぱ地蔵と呼ばれる観信作と伝わる木造地蔵菩薩坐像が安置されている。墓と共に船橋市指定文化財だ。ここには、下総薬園に尽力した丹羽正伯の供養碑と桐山太右衛門の墓碑もある。
 成田街道に戻り、トンカツ屋を過ぎて路地を右に入る。200メートルほどで宝暦10年(1760年)の創建と伝わる神明神社に着く。鳥居をくぐると拝殿が左手に見えるのだが、なんと裏側。正面に鳥居のない神社なのだ。

1200年あまりの歴史ある神社に

 住宅街を2キロあまり歩き、船橋三山郵便局先に鎮座する二宮神社に行くことにしよう。
 弘仁年間(810年~823年)に嵯峨天皇の勅命によって創建したと伝わる二宮神社。正面の鳥居をくぐると、参道は一旦谷に下り再び上る。石段を登れば、拝殿向拝の唐破風が見えてくる。現在の拝殿は、安永年間(1772年~1781年)に再建されたという。
 また二宮神社は、千葉県指定無形民俗文化財の「下総三山の七年祭り」が行われることでも知られる。550年以上の歴史ある寄合祭りで、丑年と未年の6年ごと(数えで7年になるので七年祭り)の11月に行われる式年大祭に、船橋、千葉、習志野、八千代の4市9神社の神輿が二宮神社の参拝に集まる。ちなみに次の未年は2年後、平成27年だ。
 脇参道を出て住宅街を北上、陸上自衛隊習志野駐屯地の西側を抜けて薬円台公園に。ここには、習志野の地名由来となった明治天皇駐蹕(ちゅうひつ)之処の碑がある。左隣に展示されているD51には、土・日・祝日の10時から16時に運転台に上がれる。
 再び住宅街を1・5キロほど北上すれば北習志野近隣公園。300本あまりの桜があり、春になれば花見を楽しめることだろう。
 ここから5分ほどでゴールの北習志野駅だが、少し足を伸ばして駅前を右折、北習志野エビス通り商店会にあるレストランOsteria(オステリア)に寄りたい。丁寧に作られたランチやディナーをいただきながら、旅の余韻に浸ろう。

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