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北総線北国分駅・矢切周辺

歴史と文学の散歩道 矢切界隈

矢切の渡し

矢切の渡し/江戸時代初期に幕府が地元住民のために利根川水系河川の15カ所に設けた渡し場の一つ。現在も残る唯一の渡しで、木製の手漕ぎ舟が対岸(左手植え込みの間)の東京葛飾・柴又と結ぶ

 縦横に走る鉄道路線を乗り継ぎ、気になる駅で途中下車。周辺を散策しながら、魅力ある街の風情を楽しみます。今回は北総線・北国分駅を降りて国分から矢切、市川真間を歩きます。歴史と文学にふれる小さな旅にでかけましょう。

 

愛宕神社

愛宕神社

愛宕神社/参道入口に2本並んで立つ大イチョウは市川市指定記念物。樹齢は定かではないが300年以上という。イチョウをくぐり本殿に

野菊の墓文学碑

野菊の墓文学碑/伊藤左千夫「野菊の墓」を記念し西蓮寺境内に建てられた

亀井院の真間之井

手児奈霊神堂

手児奈霊神堂(下段写真)と亀井院の真間之井(上段写真)/伝説の美女「手児奈」を祀る霊神堂。隣には、かつて北原白秋も住んだという亀井院が建つ。裏庭の真間之井で手児奈が水を汲んだという伝承が残る

弘法寺の仁王門

弘法寺の仁王門/天平9年(737年)創建の古刹。門に掛かる扁額は空海の書と伝わる

真間の継橋

真間の継橋/万葉集にも詠まれた洲をつなぐ継橋。その下に川はすでに流れていない

蔵のギャラリー・喫茶 結花

蔵のギャラリー・喫茶 結花

蔵のギャラリー・喫茶 結花/埼玉県所沢市にあった築約130年の見世蔵を移築した、木のぬくもりが伝わるお店。ランチは木曜から土曜のみ、今の季節は地元産白菜を使ったひとり鍋(1,200円)に。写真のケーキセット(750円)のケーキは、できるだけ自然の素材を使って仕上げたナチュラルな味わい。
時間/11時~18時 日・月曜定休
TEL/047-361-2103

先土器時代から現代を旅する博物館

 半地下構造の北国分駅を出て、まずは市立市川考古・歴史博物館に向かうことにしよう。
 両博物館は、国指定史跡の堀之内貝塚に隣接して建つ。考古博物館は先土器時代から平安時代前半を、歴史博物館は平安時代後半から現代の資料を展示する(いずれも入館無料/9時~16時30分/月曜・年末年始休館 ※月曜が祝日の場合火曜休館)。規模は小さいが、なかなか見ごたえのある展示だ。なお、歴史博物館では12月24日(月・休)まで、企画展「昔のくらしと道具を探そう」を開催中。昭和30年前後を中心にした生活道具を展示している。
 西へ500メートルあまり歩けば、シラカシやクヌギなどの自然林を生かした小塚山公園だ。けれど北側は、東京外かく環状道路の建設作業中。現場を横に見ながら、矢切駅手前の愛宕神社に向かおう。
 しばらく歩くと、住宅街に突然大きなイチョウが2本並んで現れる。ここが愛宕神社参道の入口。大イチョウは市川市の指定記念物で、推定樹齢は300年以上。神社が建てられた頃に植えられたとするなら、樹齢350年前後と考えられるという。また、これほど狭い間隔で大きなイチョウが生育している例はないそうだ。
 松戸街道を目指して住宅街を西へ。300メートルほど歩くと住宅街の中に白壁の古民家が。およそ130年前の見世蔵を移築したという、蔵のギャラリー・喫茶 結花(ゆい)だ。木のぬくもりを感じながら、落ち着いた空間でひと休みするのもいい。

万葉集に詠まれた手児奈ゆかりの地

 下矢切交差点で松戸街道を渡り路地を入った正面が矢切神社。境内は小さいが掃除が行き届き、静けさが漂う。神社の向かいには矢喰村庚申塚があり、寛文8年(1668年)の銘がある青面金剛の庚申塔をはじめ、多くの石造物が集まっている。
 矢切神社と庚申塚の間の道を進み、崖に歩道橋の架かっているところが野菊苑と西蓮寺境内の野菊の墓文学碑。そして正面の坂道が、永禄7年(1564年)の国府台合戦の激戦地・大坂だという。
 坂を降りて、矢切ねぎの畑を横目に矢切の渡しに向かおう。
 矢切の渡しは、江戸時代初期に幕府が地元住民のために設置した渡し場の一つ。現存する唯一の渡しで、今も手漕ぎの舟で柴又と結んでいる(10時~16時/12月~3月上旬は土・日・祝日運航、3月中旬~11月は毎日運航/中学生以上200円、4歳以上100円)。
 矢切の渡しから江戸川沿いを歩いて柳原水閘を渡り、松戸街道に戻ることにしよう。
 松戸街道の東側、住宅街の向こうにじゅん菜池緑地が広がる。水辺を散策するにもいい場所だ。
 さらに松戸街道を歩き、国府神社手前の坂道を左に入れば、その先に弘法寺。天平9年(737年)創建の古刹だ。境内には樹齢400年以上という枝垂れ桜・伏姫桜が枝を広げる。境内を抜け、仁王門をくぐり石段を降りた先の左奥に、万葉集に詠まれた伝説の美女・手児奈を祀る手児奈霊神堂がある。
 そのあまりの美しさに、多くの男性から求婚された手児奈。自分のために人々が争うのを憂い、真間の入り江に身を投げたと伝えられている。その入り江の名残と伝わる池も霊神堂にある。手児奈に思いを馳せながら旅を終わろう。

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