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北千住

江戸情緒と下町の風情残る商店街

北千住 きたロード1010

北千住駅西口から望む「きたロード1010」の賑わい〔地図中1〕

 常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武伊勢崎線と、TX沿線の中でも乗り換え路線が多い北千住駅界隈は、日光道中の初宿として栄えた宿場町。時を経た現在も、1日の利用乗客数が約163万人と交通の要衝です。駅周辺には東西南北に商店街が密集し、江戸情緒と下町の活気を今に伝えています。

 

喫茶店

「大倉屋質店」の蔵を改装した喫茶店〔地図中2〕

やなか珈琲店北千住店

20種類以上のコーヒー豆を7段階の好みに焙煎。「やなか珈琲店北千住店」〔地図中3〕

千住本永川神社

千住本氷川神社。千寿七福神の一つ〔地図中4〕

目病み地蔵

秋月山長円寺の目病み地蔵には絵馬が〔地図中5〕

かどや

北千住の名物、槍かけだんご「かどや」。変わらぬ味を守って約半世紀〔地図中6〕

レガーロ

エッジングガラス工房「レガーロ」で作品を手にする鈴木雅之代表〔地図中7〕

大型店と共栄する 「きたろーど1010」

 北千住駅西口の繁華街に位置し、千住を数字で表した愛称「きたろーど1010」商店街。駅前から日光街道(国道4号)を結ぶ左右両アーケード800メートルに102店舗が並ぶ。
 北千住駅西口は、再開発事業により一昨年2月に、駅に直結する大型ショッピングセンター「北千住マルイ」と、オフィスやマンションの館からなる千住ミルディスが開業。人の流れが大きく変わる中、同商店街はイベントや各店舗の集客努力で大型店と共栄、賑わっている。銀行やマクドナルドなどチェーン店が多数あり、首都圏のよく見慣れた商店街風景が広がる。
 一方、横道の商店街に入ると、懐かしい下町の風景に出くわす。八百屋、豆腐屋、肉屋、団子屋、毛糸屋、……そして細い路地に佇む定食屋、銭湯、色あせた看板や古びた塀越しに蔵も見える。

江戸情緒に触れる 「サンロード」散策

 宿場町として栄えた千住の江戸情緒に触れられるのもうれしい。駅西口から程なく右手、「宿場町通り」のアーチをくぐると「サンロード」商店街。荒川河川敷までT字形に約600メートル、旧日光街道と旧水戸街道へと続く。
 ここの千住本氷川神社は江戸初期の創建。千寿大黒天が祀られている旧本殿は日光東照宮を手がけた職人の手によるものだそう。古色の神殿に春を告げる白梅が。ラジオ体操の発祥の地でもある。
 江戸商家の様式を伝える地漉紙問屋・横山家住宅、江戸中期からの老舗・絵馬の吉田家も見どころ。同家の絵馬は経木に手書きし木枠が付く。手書き絵馬職人を都内ではほとんど見かけない今、8代目の現当主は貴重な存在。途中、水戸黄門が槍を立てかけ一休みしたことに由来する「かどやのやりかけ団子」をほおばるのもいい。

TX線路線既略図

 駅西口から程なく左手横丁の「本町ロード」「仲町ロード」散策もお勧め。おからドーナツが名物の豆腐屋さん、発泡スチロールの作品を展示する八百屋、手作り家具のカタログ販売店「日本一小さな家具屋」、沖縄物産店、呉服店など生活に密着した商店がずらり。売り手と買い手の心通う雰囲気に満ちてる。
 入り組んだ路地にも発見が。喫茶店「蔵」は、昭和初期創業の「大倉屋質店」の蔵を改装したもの。今はなかなか全容を見ることができないが、多くの蔵が残る千住でも珍しい。「蔵は床をすり鉢状にし、湿気を溜めるための瓶を埋める」など、居合わせた建築家が構造を気さくに説明してくれた。火事には瓶に集まった結露が熱せられ、蒸気となって蔵を延焼から守るとか。
 エッジングガラス工房「レガーロ」も人目を引くお洒落な佇まい。ガラスに砂を吹き付けて削りながら文様を描くアートで、見本の作品が美しい光を放っている。

 4月12日、旧区役所跡(千住1丁目)に区の経済産業振興施設「あだち産業センター」と「東京芸術センター」の2棟からなる「あだち産業芸術プラザ」がオープン。下町情緒の街にまた、新しい顔が誕生する。