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久留里線

亀山湖の紅葉狩りと木更津の歴史散歩

上総亀山駅と上総松岡駅間の丘陵風景

上総亀山駅と上総松丘駅間の丘陵風景。車両の久留里線カラーが緑に映える。路線の前半は田園風景、後半は日本独特の里山と2種類の車窓が楽しめる

 JR久留里線は、木更津駅(木更津市)と上総亀山駅(君津市)を結ぶ、全長32.2キロの非電化のローカル線です。亀山湖の素晴らしい紅葉狩りを堪能し、木更津駅周辺で歴史散歩を楽しみませんか。亀山湖オータムフェスティバルは11月14日(日)から12月5日(日)まで。起点から終点までの所要時間は約1時間10分。気軽に出かけられるのが久留里線の旅なのです。

 

紅葉狩りクルーズ

亀山湖オータムフェスティバルの人気を呼ぶ紅葉狩りクルーズ。折木沢猪ノ川渓谷は君津市「20世紀遺産」の景勝地

格天井装飾画

八剱八幡神社拝殿の狩野派画人の筆による格天井装飾画(162枚)。推定製作年代は現社殿を再建した1773年。1980年社殿改修の折り、田中穣画伯の筆によって復元

天井画の一つ

天井画の一つ。風景・花鳥・動物などが多く描かれている

浮世絵壁画

当地ゆかりの「与三郎・お富」と歌川広重の作品が描かれた浮世絵壁画(木更津駅西口そば)

きみさらずタワー

太田山公園のきみさらずタワー

重さ1.25gほどのかわいらしい鈴

直径1cmに少し足りない、重さ1.25gほどのかわいらしい鈴。双龍環頭大刀に接して出土した

県内JR線では唯一の気動車

 JR久留里線は、木更津駅から上総亀山駅まで房総の中央部を小櫃川に沿うようにして走る。駅数は14。そのうち10駅が無人駅だ。全線単線で、タブレット閉塞(地図欄参照)がいまだに現役で活躍する。車両はディーゼルエンジンで動く気動車。ちなみに久留里線は、千葉県内のJR線では唯一の非電化路線なのだ。
 木更津駅の久留里線ホームで出迎えてくれた2両編成の列車は、白をベースに青と緑のラインを配し、正面の黄色も映えてポップなムード。鉄道ファンならずとも、何か心が弾む。目的地の上総亀山駅まで、のんびり車窓を楽しむとしよう。
 木更津駅を出発した列車は東にしばらく走り、東横田駅を過ぎるとコースは南の方へ。のびやかな田園風景を愛でているうちに下郡駅あたりから房総の丘陵が近づいてくる。乗客はまばらながら、乗る人あり、降りる人あり……。車窓を流れ去る自然や、列車とひなびた駅、そして人々が織りなすのどかな雰囲気もいい感じ。
 列車はやがて久留里駅から丘陵地帯へ。終点一つ手前の上総松丘駅を過ぎ、同線に2つしかないトンネルが現れると間もなく上総亀山駅に着く。

関東で一番遅い紅葉狩りの名所

 亀山湖は千葉県最大のダム湖。湖は入り組んだ形をしていて、流れ込む川や沢に25を超える橋が架かる。湖畔には公園や遊歩道、キャンプ場などが整備。ルアーフィッシングのメッカでもあるが、ブラックバスのほかヘラブナ、ワカサギ釣りも楽しめる。
 複雑な地形だけに、さまざまな表情に出合えるのも亀山湖ならでは。貸しボートやレンタサイクルで、自分だけのビュースポットを探してみるのもいい。
 秋が深まるこれからは何といっても紅葉狩り。関東で一番遅くまで鑑賞できる。赤、黄、茶と錦に染まる自然林の美しさに加え、湖面に映る″逆さ錦″も素晴らしい。11月14日(日)から12月5日(日)まで恒例の「亀山オータムフェスティバル」が開かれる。
 紅葉狩りクルーズやフリーハイキング(コース設定)、ダム見学会、四季写真展、琴の演奏と野点、山の幸物産市場など催しがいろいろ。この機会に陸からは見ることができない湖上の名所巡りをしてみては。宿泊施設では、期間限定のお得な紅葉狩りクルーズ宿泊パックを提供。温泉の日帰り入浴もできる。(問い合わせは君津市観光協会亀山支部 電話/0439-39-2535)

古代の輝き今に蘇る5個の金鈴

 起点の木更津駅周辺での歴史散策もお勧めだ。
 太田山公園は駅東口から東へ徒歩20分。頂上に日本武尊と妻の弟橘媛(おとたちばなひめ)の伝説にちなんで建てられた高さ28メートルの「きみさらずタワー」がある。古代の伝説とロマンを秘めた木更津のシンボルで、展望台からは市内や東京湾が一望に。
 塔のすぐそばに「木更津市郷土博物館 金のすず」(電話/0438-23-0011)が。同館では、市内の金鈴塚古墳(6世紀末)から出土した金鈴を含む豪華な副葬品(一括して国重要文化財)を中心に、弥生時代の菅生(すごう)遺跡からの遺物などを保存・展示する。
 ケースに飾られた5個の金鈴は直径1センチ弱。学芸員の甲斐博幸さんの説明では「古墳時代の金鈴は、国内でも唯一のもの」。古代の美しい輝きが今ここに……と、感動を覚える。ほかに市所蔵の書画、上総堀の用具や木更津船関係の資料などにもふれられる。
 公園内には、18世紀初めの建築と推定される寄棟造の茅葺き民家、旧安西家住宅が建つ。市内草敷にあった安西家住宅を移築復元した。上総地方でも最も大形で、移築直前まで実際に住まわれていたというのも興味深い。
 駅西口から徒歩5分の八剱八幡神社も立ち寄りたいところ。拝殿には狩野派による格天井(ごうてんじょう)装飾画や五大力船絵馬が飾られ、境内には幕末から明治時代初期の教育者、嶺田楓紅(みねだふうこう)の碑がある。
 木更津は、切られ与三郎・おとみの歌舞伎「与話情浮名横櫛」ゆかりの地。与三郎の墓がある光明寺や、童謡「証城寺の狸ばやし」の舞台である證誠寺を訪ねるのもいい。

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