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京成本線・山万ユーカリが丘線

途中下車しながらユーカリが丘巡り

ユーカリが丘駅北口周辺

ユーカリが丘駅北口周辺の風景。高層ビルに吸い込まれるかのように延びる山万ユーカリが丘線

 京成本線の船橋駅からスタート。船橋、習志野、八千代の各市を通り、佐倉市のユーカリが丘駅で山万ユーカリが丘線に乗り換えニュータウンをぐるっと一周します。駅周辺に建ち並ぶ超高層ビルや閑静な住宅街、田園風景が織りなす景観が魅力です。途中の船橋大神宮、水鳥が遊ぶ実籾本郷公園も素敵。園内の旧鴇田家住宅は千葉県指定有形文化財、その広さと見事な造りは圧巻です。

 

宮の杜公園

ユーカリが丘の「宮の杜公園」。風車小屋やソーラーパネルを取り付けた休憩所(写真右上)も

谷津バラ園

習志野市谷津バラ園。世界各国のバラ700種類、7000株を植裁

船橋大神宮の灯明台

船橋大神宮境内の灯明台。標高27mの丘にあり、海上から絶好の航路目標であった

旧鴇田家住宅

実籾本郷公園の旧鴇田家住宅。東北に多い「曲屋」様式で南関東では珍しい。開館/9:30~16:30 休館/第2・4月曜(休日の場合は翌日)

炉がある板の間

同住宅裏手から見た炉がある板の間

土間天井

土間天井。大黒柱がなく梁を2本にして重い屋根を支えている。土間では住宅保存のため竈(かまど)に薪をくべ煙だしをする

菖蒲田

同公園の菖蒲田。江戸菖蒲を主とする

船橋沿岸の安全航行見守った灯明台

 京成船橋駅を含め、ユーカリが丘駅までは12駅。普通電車で各駅に止まりながら、のんびりと行こう。
 大神宮下駅からすぐ、木立に包まれ厳かな佇まいを見せる船橋大神宮がある。社伝によると日本武尊が天照大神を祀ったのが創始で、『延喜式』(927年編纂)に意富比(おおひ)神社と記載されている古社。境内の東、樹木の枝が生い茂る間から頭をのぞかせている建物は、昔の姿を今に伝える灯明台だ。
 明治13年に地元漁民らが建てた、木造3階建て高さ12メートルの擬洋風建築。1、2階は和風で、3階の灯室は洋式灯台の意匠を取り入れた6角形になっている。石油ランプを光源とする光は、海上11キロ先まで届いたという。明治28年の停止まで、政府公認の私設灯台として利用された。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

 谷津駅で途中下車、徒歩5分の谷津バラ園巡りはいかが。6月下旬に訪れた時の開花は50%。それでも赤、黄、白、ピンクに染まる園内は、中央の噴水やバラの女神フローラ像などの彫塑をアクセントに、王宮庭園のような華やかさ。700種類7000株のバラがあり、香りの庭や皇室・王室コーナー、バラのトンネルを眺めたりしながら園内をゆっくり歩くと、心も軽やかに。秋バラは10月中旬ごろから見ごろを迎える。

威風堂々たる名主の旧鴇田家住宅

 津田沼駅を過ぎると間もなく実籾駅に着く。お勧めの散策スポットは南口から徒歩約10分の実籾本郷公園。小川や水鳥のいる大きな池、菖蒲田など自然を多く取り入れた総合公園で、グラウンドもあり習志野市民の憩いの場だ。
 民話「駒止谷に沈んだ恋」の案内板がある芝生広場を進むと、茅葺きの民家が見えてくる。元は東金(御成)街道沿いの実籾村の旧家で、江戸時代享保12年(1727)から翌年にかけて建てられた鴇田家住宅を移築・復元したもの。園内必見の施設だ。
 床面積は100坪近くもあり、玄関や供待ち部屋、奥の間、次の間などを有する。その規模は名主の役宅にふさわしく大規模だ。四季折々に花が咲き誇り、庭園のカエデが11月下旬ごろ色鮮やかな紅葉を見せる。
 裏に回り込むと、開け放された障子の向こうに庭の緑が見え、それが黒光りの床に映って何とも美しく、一幅の絵のよう。庭の水琴窟(すいきんくつ)が奏でる音に耳を傾け、しばしかつての名主の往時を偲んでみるのもいい。
 公園に隣接するほたる野(実籾自然保護地区)には澄んだ水辺があり、広がる田んぼの風景ものどかだ。

街並み眼下に走る新交通システム

 ユーカリが丘駅に降り立つと周辺は高層マンションや商業施設ビルが建ち並び、いかにも新都市の雰囲気だ。
 北口の駅前交差点の空中に一本の軌道が延びている。民間不動産会社がユーカリが丘の街づくり事業の一環として敷設した、新交通システム・山万ユーカリが丘線。電動駆動、ゴムタイヤなので騒音や排気ガスを出さず、ニュータウン内の6つの駅を一周する。
 山万ユーカリが丘駅を滑り出したコアラマークの車両は、信号待ちの車や繁華街を行く人々を眼下に静かに走り、程なく広い田んぼにマンションが目立つエリアへと移る。開けた田園の向こうに超高層ビルが望めるのもニュータウンならではの風景。緑の田んぼや森を眺め、住宅地の下を通り、瀟洒(しょうしゃ)な住宅地を抜けて再びユーカリが丘駅に戻ってくる。わずか5.1キロ、13分のミニ旅だが、いろいろな発見がある。
 タウン内には大小あわせて23の公園が整備されている。中学校駅近くの宮の杜公園は、環境共生をテーマとした親水公園。ソーラーや風力発電でくみ上げた水がせせらぎとなって錦が池へと流れ込み、噴水がしぶきを上げる。この景観美も実は、池の浄化への配慮。広場では蛙捕りの子どもたちに出会えた。祖父に見守られながら夢中になっている姿が微笑ましい。鎮守の杜には、本殿の彫刻も見事な八社神社と浅間神社が佇む。
 ニュータウンは今後も開発が進められる。時折訪れ、車窓に流れる新しい景観を楽しんでみては。

エリア情報

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