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京成千葉線・千原線

千葉市内で悠久の歴史にふれる

城ノ台遺跡

大百(おおど)池から望む城ノ台遺跡。京成千原線の向こうに見える小高い丘にある

 京成本線津田沼駅から分岐し千葉中央駅までの千葉線、そして千葉中央駅で接続、ちはら台駅まで直通運転する千原線の旅へご案内しましょう。沿線には「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」や「千葉市ゆかりの家・いなげ」など大正・昭和期の由緒ある建物、千葉市内で発掘された土器などを展示する「千葉市埋蔵文化財調査センター」ほか、歴史を感じられる空間がそこにあります。

 

大覚寺山古墳

小山に見える大覚寺山古墳

千葉市埋蔵文化財調査センターの展示室

千葉市埋蔵文化財調査センターの展示室。さまざまな時代の出土品を展示

大賀ハス発掘碑

「大賀ハス発掘碑」は東京大学検見川総合運動場の一角

旧神谷伝兵衛稲毛別荘

1階ピロティーのロマネスク様式のアーチが印象的な旧神谷伝兵衛稲毛別荘

ぶどうの巨木を使った床柱

同別荘2階和室にあるぶどうの巨木を使った床柱

付け書院の木彫り

同じく2階和室、付け書院の木彫り。ぶどうがモチーフとは、いかにも日本のワイン王

千葉市ゆかりの家・いなげ

千葉市ゆかりの家・いなげ。公開時間は9:00~16:30、月曜・祝日休館。入館無料。問い合わせは「千葉市民ギャラリー・いなげ」(MAP参照)

千葉市ゆかりの家・いなげの縁側

同ゆかりの家の縁側上部にある梁は、1本の長い木が通されている

「ちはら台駅」に到着する電車

京成千原線「ちはら台駅」に到着する電車。千原線内はすべて単線

大飢饉を救った幕張のサツマイモ

 京成千葉線は、大正10年に船橋から千葉間の開通にともなって、津田沼駅(現在の京成津田沼駅)が開業した。
 対して千原線は、第三セクターの千葉急行電鉄が平成4年に千葉急行線として千葉中央駅から大森台駅間を開業、平成7年にちはら台駅まで延伸した。その後、平成10年に京成電鉄に譲渡され、千原線に。そのため″千葉急行″の名称が馴染み深い方もおられるのでは。
 今回の千葉線・千原線の旅は、京成津田沼駅から出発することにしよう。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

 京成幕張駅すぐ横に「青木昆陽甘藷(かんしょ)試作地」がある。甘藷とはサツマイモのこと。1735年、徳川8代将軍・吉宗の命を受けた蘭学者・青木昆陽が、この地でサツマイモの試作を成功させた。昆陽の没後に起こった天明の大飢饉(1782~7年)でも、サツマイモによって幕張では餓死者が出なかったと伝わっている。
 道を挟んだ向かい側には昆陽神社が。飢饉を救った昆陽を「芋神様」と敬い、秋葉神社境内に祀られた。
 隣の検見川駅から北に10分ほど、東京大学検見川総合運動場の一角には「大賀ハス発掘の碑」がある。2000年前の弥生時代と推定される種子から発芽した大賀ハス。現在は株分けされ、世界各地で見られるが、千葉公園の蓮華亭でも毎年多くの大賀ハスが花を付ける。見ごろは6月下旬から7月中旬なので、来年夏のお楽しみに。

風情ある日本家屋と白亜の洋館

 京成稲毛駅で途中下車、大正・昭和期の由緒ある建物を訪れてみよう。
 厳かな稲毛浅間神社を横目に見ながら、細い路地を入ると「千葉市ゆかりの家・いなげ」に着く。ここは、中国清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑・浩夫妻が、成婚間もない昭和12年から半年ほど居を構えた家だ。玄関を入り、右奥の主和室にある床の間には、溥傑自詠自筆の額が飾られている。
 国道14号に出て、市原方向に5分ほど、国道沿いに千葉市民ギャラリー・いなげがあり、同じ敷地内に「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」の白亜の洋館が佇む。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りで、大正6年に着工、翌7年に完成したといわれる。1階は本格的な洋間だが、対照的に2階は床の間もある純和室。階段は洋風の趣ながら、洋と和をつなぐ意匠がなされている。
 玄関天井にあるシャンデリア中心飾りのモチーフがぶどうであったり、2階床柱のぶどうの巨木、付け書院のぶどうやハチ、トンボの木彫りなど″日本のワイン王″らしい装飾が見事。晩年の4年あまりしか過ごしていないそうだが、往事が偲ばれる建物だ。

古代に生きた人々の暮らしを知る

 千葉中央駅からは単線の京成千原線。千葉寺駅を過ぎたあたりから、車窓を流れる風景が徐々にニュータウンらしくなってくる。
 大森台駅から住宅街を抜けて、およそ15分のところに「仁戸名市民の森」がある。ここには庚塚古墳群などがあり、森林浴を楽しみながら散策するのもいい。
 古墳と言えば、次の学園前駅からアクセスする「千葉市埋蔵文化財調査センター」を訪れてはいかが。
 同センターでは、発掘調査や土器の復元、資料の整理と保管などを行っている。展示スペースがあり、収蔵している発掘品を公開。縄文や弥生、古墳時代など、それぞれの時代で分類、展示している。土器は実際に使われていたもので、火にかけ煮炊きされた跡がある。もとより、祭礼などに使われたと考えられるものも。復元された古代住居と共に、その時代に生きた人たちの暮らしぶりを想像しながら見るのも楽しい。
 すぐ近くには「大覚寺山古墳」が小山のように住宅街の中にそびえる。全長約63メートルの前方後円墳だ。千葉市内では最も築造年代が古く、最大の古墳。規模やその形態から、4世紀後半のものと考えられるそうだ。昭和46年に県の史跡に指定されている。
 ほかにも、周辺には多くの史跡・文化財が点在。センターで情報収集し、おゆみ野地区を含めた史跡めぐりを。

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