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ミュージアム佐倉

 佐倉は歴史の町である。街角にはかっての県下最大の城下町の面影が残り、町全体が博物館の様相を呈している。一方市内には国や市、民間の博物館・美術館が多く、市民の創造的活動や新しい情報発信もまた盛んである。

藩主が残した大遺産

佐倉高校記念館

佐倉高校記念館。市内に残る数少ない明治期の木造洋風建物で気品が漂う。貴重な蘭学書「ハルマ和解(わげ)」などの多くの資料は校内に新設された地域交流施設に展示保存されている

佐倉順天堂記念館

佐倉順天堂記念館。蘭医佐藤泰然が開いたオランダ医学の塾兼病院で、ここを源とした医学の流れが現在の順天堂大学へとつながる

武家屋敷の生け垣

通りに面した武家屋敷の生け垣

 佐倉市街はまさにミュージアムそのものである。街角の佇まいに加えて多くの博物館、美術館、資料館の存在は他市とは違った雰囲気を醸し出している。
 佐倉藩は藩領も城郭も県内最大であった。城は元和2年(1616)に築かれたが、自然の地形を生かして石垣を使わない平山城である。現在は佐倉城址公園として整備され、その一角に国立歴史民俗博物館がある。歴博は昭和56年に設置された新しい形の大学共同利用機関で、歴史・考古・民俗三分野の総合展示を観覧できる(月休館・有料)。
 公園内では本丸跡や出丸跡、土塁、空堀などの遺構を見学しながら紅葉の下を散策できる。三の門跡下の自由広場は旧陸軍佐倉第57連隊の兵営跡で、道路を挟んだ反対側には生活と関わり深い草木を観察できる歴博の「くらしの植物苑」がある(月休館・有料)。

東西の文化も混在

 宮小路町の佐倉武家屋敷は、江戸後期の佐倉藩士の質素な暮らしぶりを偲ばせる。通りに面した土手の上に生け垣を巡らせて、馬上から屋敷内を覗かれないようにしたり、天保改革に伴う藩政改革で身分によって衣服・飲食・居住・贈答などが細かく規定されていた。
 大手門下の麻賀多(まかた)神社は城下の鎮守で10月祭礼には多くの山車や大神輿が繰り出す。神社前は佐倉養生所跡で、藩主堀田正睦(まさよし)に招かれた蘭医佐藤泰然(たいぜん)が西洋式病院を開いた。佐倉順天堂記念館は泰然が開いたわが国初の私立病院で、近代医学の発展に寄与した。現在は保存工事中で平成13年9月まで閉鎖される。
 佐倉高校記念館は最後の藩主堀田正倫(まさとも)の寄付で建設された校舎だが、今春竣工した地域交流施設に藩校時代からの資料が移された(月火休館・無料)。旧堀田邸は正倫の邸宅(月休館・有料)。

 町家は城下町の中央にあり、新町のT字路やクランク型の蘭学通りに面して発達した。町は「佐倉新町江戸まさり」と呼ばれるほど繁盛し、その威勢のよい情景は佐倉城大手門の金色鯱(しゃち)や山車人形が展示されている佐倉新町おはやし館で偲ばれる(月休館・無料)。
 この道筋に佐倉市立美術館がある。大正期のレンガ造りの建物、旧川崎銀行佐倉支店を改修してエントランスホールに活用した美術館で、房総ゆかりの作家や作品を常設展示する。年数回企画展(有料)を開き、市民の創作活動の発表も活発である(月休館・常設展は無料)。
 私立の塚本美術館は刀剣類を収集展示(土日月祝休館・無料)し、川村記念美術館は17世紀のレンブラントから現代美術に至る多彩なコレクションを展示する(月火休館・有料)。佐倉駅前彫刻通りのブロンズ像も一見の価値がある。

エリア情報

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