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房総風土記の丘

 印旛郡栄町の房総風土記の丘は、古墳群に囲まれた緑豊かな北総台地につくられた考古専門の野外博物館である。域内には資料館、重要文化財の建物、植物観察園などがあり、房総の文化遺産と自然をじかに体感できる。

房総の文化遺産を集約

龍角寺第101号古墳

263の埴輪を復元した龍角寺第101号古墳

仁王門跡から見た龍角寺

仁王門跡から見た龍角寺。1300年近い歴史を誇る同寺は奈良時代前期・白鳳時代の建造。国重文の薬師如来像は関東最古の仏像で白鳳仏とも呼ばれる

土蔵造りの商家が建ち並ぶ房総のむらの町並み。

土蔵造りの商家が建ち並ぶ房総のむらの町並み。道路の中央に立つと江戸時代にタイムスリップした感じになる。開館時間は9時~16時30分。月曜、祝日の翌日休館。無料

 「房総風土記の丘」は昭和51年、白鳳仏で名高い龍角寺と、全国有数の方墳として知られる岩屋古墳をはじめとする龍角寺古墳群の中心につくられた県立博物館である。
 隣接する体験博物館「房総のむら」には、佐原を参考に再現した江戸時代末期から明治初期にかけての16棟の商家が並ぶ。町並みは小間物、呉服、畳、紙、お茶、菓子など、いずれも土蔵造りの建物で構成。各商家とも板戸や格子戸、内部の箱階段など当時の特徴が取り入れられ、年輩者の郷愁の一端をくすぐる。店の敷居をまたぐと実演と製作が体験でき、2階の展示室では、房総の風土で発達した業種や商人の生活様式がわかりやすく解説されている。
 製作体験は講師を招いて年間300の演目を実施している。冬期は主に小学3年生の社会科実習や6年生の卒業記念での入館者が多く、小学5年生から体験できる版木は年輩者にも人気が高い。一般客では成田詣帰りの年輩者が季節柄大半を占める。旧正月の2月5日には、しめ飾りによって町並みが新年の装いに染まる。
 域内には江戸時代後期に建てられた佐倉藩・中級武士の武家屋敷を再現。佐倉の武家屋敷によくみられる屋敷周りの土手・生け垣や屋敷内の畑も忠実に再現している。上総、下総、安房の代表的な再現農家もそれぞれ造りに違いがあっておもしろい。水田では稲作、畑では大麦、ジャガイモなどを栽培し、田植えや稲刈なども体験できる。

風土と歴史を満喫

 風土記の丘には岩屋古墳、龍角寺古墳など、6、7世紀ごろに造られた大小113基の古墳が群集している。なかでも龍角寺古墳群第101号古墳は263個の埴輪がたてられていた6世紀後半当時の状態に復元したもの。大部分の古墳は円墳で、5世紀から8世紀初頭ごろまでの間に築造されたものである。
 岩屋古墳の方墳形状は、古墳時代の終末期にあたる。仏教伝来以降、火葬が発達したため、古墳に傾けた財力は造寺に形を変えていった。こうした流れの中で龍角寺が建てられ、房総に仏教文化が開花した。
 龍角寺は、奈良時代の709年に竜女が化来し、一夜のうちに諸堂を建立したと伝えられる関東で最も古い寺院のひとつ。当時は東に高さ33m程の三重とも五重とも推考される塔があったという。その中心礎の穴に溜まった水は、大雨でも日照りでも増減しなかったといわれ「不増・不滅の石」と呼ばれている。
 本尊の薬師如来坐像(国重文)は奈良時代前期の白鳳時代(709年)につくられた県内最古のもの。現在は仁王門跡と金堂跡がわずかに形跡をとどめ、1300年近い時の移ろいを感じさせる。

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