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鋸南町

奈良時代開山の勅願所 大仏と千五百羅漢の名勝鋸山

写真

 千葉県指定の名勝・鋸南町の鋸山は、海抜329メートル。岩肌が切り立つように鋭いことがその名の由来です。この山全体は、乾坤山(けんこんざん)日本寺の境内で、日本一大きい大仏や、その数東洋一と言われる1500羅漢が安置されています。頂上からは三浦半島、伊豆大島まで望め壮大なパノラマも爽快。人気のハイキングコースとなっています。

 

奇岩霊洞に安置された1500羅漢

奇岩霊洞に安置された1500羅漢。3億5千万年前海底火山の隆起でできた鋸山は奇岩の宝庫。江戸から明治にかけて良質の房総石として盛んに切り出された

保田地区の日本水仙

保田地区の日本水仙。水仙栽培は元名水仙と呼ばれ舟で江戸に運ばれたのが始まりといわれている

山頂展望台から見た地獄のぞき

山頂展望台から見た地獄のぞき
イベント情報

菱川師宣記念館
江戸の花鳥画2/13迄

鋸南町は、「見返り美人図」で知られる浮世絵の祖・菱川師宣の生誕の地。これにちなんだ菱川師宣記念館では、師宣の作品を中心に後の浮世絵師・歌川広重、豊国、国芳らの作品も展示されている。
 特別展「四季のうつろい江戸の花鳥画」は2月13日まで。国内では花鳥画のコレクション屈指の寺島コレクションから、琳派、狩野派、円山四条派などの作品を一堂に紹介。特に葛飾北斎の幻の名画「雪松鷲図」は日本に里帰りをして105年ぶりの公開となる。
アクセス/JR保田駅または安房勝山駅から徒歩20分、国道127号線沿い(道の駅きょなん内循環バス有り)。
電話:0470-55-4061

菱川師宣寄進の梵鐘と同記念館

菱川師宣寄進の梵鐘と同記念館

聖武天皇が開山させた関東最古の勅願所

 乾坤山日本寺は、奈良時代の聖武天皇によって神亀2年(725年)に建てられた関東最古の勅願所(※)である。法相宗から始まり、天台宗、真言宗を経て、徳川家光の時代に曹洞宗となった禅の古道場でもあり、今も座禅に訪れる人は多い。
 境内の鋸山は広さ10万坪。かつては、7堂12院100坊(小さな庵)を有し、慈覚大師、弘法大師などの名僧も修業に訪れた。勅願寺のため檀家はなく、明治の廃藩置県、廃仏毀釈、昭和14年の火災、大戦勃発と、歴史に翻弄されるように荒廃。昭和36年に設けられた拝観料でやっと復興できるようになり、現在では年間20万人が訪れる。昨年は立派な書院も完成した。
 金谷側の裏登山道から入山する人も多いが、保田(ほた)側が表参道である。「無地門から仁王門、観音堂、仮法堂に至る参道は昔の面影が残されており、雰囲気があります」と藤井元超住職。表参道からゆっくり歩いてみてはと勧める。
(※天皇の祈願により建てられたお寺)

日本一大きい大仏 絶壁に彫られた観音像

 東口管理所から右手方向に歩くと、大空の下穏やかな面立ちで堂々と座する、総高30.5メートル、日本最大の大仏がある。昭和44年に原型(江戸時代天明3年・1783年作)を修復し、世界平和の象徴として再現されたもの。正式には薬師瑠璃光如来と称し、宇宙全体が蓮華蔵世界の浄土であることを表している。
 さらに御影石の階段を登ると、太古からの風食によりできた洞(ほら)が点在し、羅漢が奉られている。それらは上総桜井(木更津)の名工大野甚五郎英令とその門弟27名が安永8年(1779年)から21年かけて刻んだ石仏で、その数1530体。東洋一の羅漢霊場と言われる所以だ。風化ばかりでなく廃仏毀釈により首なし羅漢が目立つのは残念なことだが、一つひとつ顔を見比べると誰かに似ているようで興味深い。
 百尺観音(高さ約30メートル)も見逃せない名所。山頂近くの絶壁に6年をかけて彫られたもので完成は昭和41年。目もくらみそうな絶壁から突き出た岩山からの地獄のぞきも迫力満点。ここから見渡す景観は素晴らしく、東京湾、三浦半島、伊豆天城連峰などが一望でき、石段2639段を登ってきた疲れも忘れるほど。
 鋸山ふもとの保田地区は日本水仙の産地。昨年は例年より早い11月の開花となり、里山一帯が清楚な白い花で埋めつくされた。(完)

次回から新シリーズが始まります。

エリア情報

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