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杉本晴夫さん (船橋市)

頑張らない、楽しんではずんで生きる

杉本晴夫さん(船橋市)

人生の本番はこれからだから明るく楽しくと語る杉本村長

 人生80年の長寿時代を迎え、定年後の生き方が問われている。定年=卒サラととらえ、仲間との交流を楽しんでいる市民グループがある。船橋市時活村・杉本晴夫さんはその村長だ。過去を明かさず、決して頑張らないが160人近い村民の合言葉。成熟しながらゆっくりと人生の麓へと帰ってゆく生き方がここにはある。

 

恒例イベントとなった花見。北習志野近隣公園で

恒例イベントとなった花見。北習志野近隣公園で

「村長と歩こう」では船橋市内を散策

「村長と歩こう」では船橋市内を散策

 「第二の人生なんてない、あるのは膨大な時間だけ」。サラリーマンなら誰もが経験する定年を共通項にヒューマンネットワークを結ぼうという人の集まりが船橋市時活村。人生80年と定めて、定年後の20年間は睡眠と食事を抜いた余暇時間を10万時間と算定した。趣味に費やしても余りあり、会社と家の往復に半生を捧げた昭和世代の多くのサラリーマン。そんなオヤジたちのかけこみ寺ともいえる居場所として時活村がスタートしたのは7年前。奇しくも中高年男性が濡れ落葉、産業廃棄物などと罵られていた時代、中高年受難の時代のはじまりだった。そこで杉本さんは定年後の過ごし方として、地域社会に溶け込んでいけるような仲間作りの場を作ろうと考えた。
 「中高年って中途半端な高齢者のことだよ。ボランティアをするといって登録してくるだけで終わってしまう人や会社から脱皮しきれず胴体着陸してしまう人って多い」
 かといって男の隠れ家的な生活はどこか厭世的で難しいという。
 村民生活6年の皆川秀亀さんは「定年後気づいたら居場所がなくてあるのは時間だけでした。時活村に入って会社時代とは違う仲間ができて楽しいですね」。村民の8割が男性だ。「女性は妻であり母であり、その都度変化に富んでいるし、生涯現役でいられるのが強み。その点、男は会社から離れると弱いんだな」

一人一活、自立を促し
仲間と楽しみわかちあう喜び

 ここでは過去を明かさないのが原則。地位や名誉を匿名性にすることで自分が解放され、周りに溶け込んでいけるという。ここでは自主的に活動を運営する“一人一活”が村の掟。現在18の活動メニューがあるが、村で一番人気は麻雀や囲碁を楽しむ頭脳開発塾。ほかに男の料理やスポーツ、花見、ウォーキングといった行楽イベントまで幅広い。
 「講座はあくまでも手段で大体がその後の飲み会、カラオケが目当てだから」(笑)。上下関係や利害のないナチュラルな関係は酔い心地も抜群という。二次会が終わってもせいぜい8時。夜更かしはしないことが不文律となっているようだ。
 一見突き放したような憎まれ口をたたく杉本村長だが、影で村民を支援する面倒見のよさは村長というよりガキ大将に近い。
 「自分のやりたいことだけやってきた」という杉本さん。人間味溢れる人柄となって村民を魅了する。
 「似たような会はあるが、決定的な違いは指導者に頼らない自助努力。孤立するのが一番よくない。目標は死ぬこと。それまでどう生きるかだ。頑張っちゃだめ。今まで頑張ってきたのだから楽しまなきゃ」
 5月1日から村民がいつでも集える場としてJR東船橋駅北口徒歩3分のところにクラブハウス「ぷらっとほうむ」を設立。通勤快速から各駅停車へ乗り換えを待つ人生の停車場のようだ。

第7回卒サラを考えるはずんだフォーラム

日時/5月26日(日)12時30分~16時30分。(受付11時30分~)
場所/船橋市中央公民館講堂(6階)会費1000円

船橋市時活村
船橋市東船橋3-5-4-102 TEL:047(420)6662