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香取市編

勝景の加藤洲十二橋と旅情誘う与田浦ぐるっと水郷舟巡り

加藤洲十二橋

加藤洲十二橋。利根川と常陸利根川に挟まれた広大な水田地帯の一角にある。かつてこの辺りには、このような水路(えんま)が縦横に張り巡らされ、小舟で家と家、田と田を往来していた

 水郷の町・香取市の勝景をさっぱ舟で巡ってみませんか。水郷佐原観光協会が6月から始めた「ぐるっと水郷舟遊び」。水面から見る加藤洲(ず)十二橋や、蕩々たる与田浦、常陸利根川は格別です。閘門(こうもん)の通過もワクワクする体験。佐原パーキングエリア展望台(上り線)に立ち寄れば、利根川を眼下にこれらのパノラマが楽しめます。

 

JR鹿島線の架橋

与田浦にかかるJR鹿島線の架橋。鹿島臨海工業地帯の開発に伴い1970年に開通。長い貨物列車は一枚の絵のよう

ボラ

与田浦ではボラの空中ジャンプが見られることも。舟に飛び込み跳ね上がりながら湖沼に戻っていくボラ

横利根閘門

横利根川が利根川に流入する手前にある横利根閘門(国重要文化財)。利根川の増水時に霞ヶ浦への逆流を防ぎ、増水時でも船が航行できるように、1921年に完成した国内最大級規模の煉瓦造複閘式閘門

香取神宮社殿

黒塗りを基調に極彩色を施した荘厳な香取神宮社殿

水郷筑波国定公園

佐原パーキングエリア展望台からは水郷筑波国定公園が一望できる

あやめ祭り

水郷佐原水生植物園のあやめ祭り(6月)には、150万本の花菖蒲が開花、さっぱ舟で観賞できる

菊池寛実の顕彰碑

常陸利根川の対岸にある稲荷山公園(潮来市)内には水郷の父・菊池寛実の顕彰碑が

コスモス畑

鹿島線と与田浦が交わる周辺は与田浦十二町歩といわれる広大な土地があり、秋にはコスモス畑が出現

川と湖沼と水田と―さっぱ舟のある風景

 北総地帯から茨城県にまたがる水郷一帯は、水郷筑波国定公園。その南玄関に位置する香取市は、名勝・加藤洲十二橋、与田浦、利根川、横利根川など水辺の美しい観光資源に恵まれている。
 かつて与田浦一帯は香取の内海であった。近世初期、利根川流路を銚子口へ変更したことによってできた沖積地に、十六島新田などが干拓され、その残された湖沼が与田浦。昭和期の土地改良事業で狭くなったとはいえ、実に蕩々たる姿で訪れるものの旅情を誘う。湖畔には観光名所の水郷佐原水生植物園や県立大利根博物館も。
 同植物園のあやめ祭り(6月)には400種の花菖蒲が開花。10万の人出で賑い、さっぱ舟(小舟)での園内水路巡りが人気を呼ぶ。水郷佐原観光協会は、より水郷の魅力に触れてもらおうと、今年初めてこのシーズン限定の「ぐるっと水郷舟遊び」を企画、2つのコースを設定し10月20日(火)まで運行する。好評であればさらに継続するという。
 「十二橋桟橋対岸で9月20日から10月20日までコスモス祭りが行われます。広大に咲き乱れる様は見事。入場、摘み取り無料です。周辺でイチジク刈りもでき、舟巡りとともに楽しんでもらえれば」と同観光協会の増子洋一郎さん。新たな観光スポットに期待を寄せている。十二橋桟橋はJR鹿島線十二橋駅からすぐ。駅を降りると水田が広がり水郷の景観を満喫できる。

水路の風情・情緒も舟ならではの体験

 舟から水面とほぼ同じ目線で眺める景観はまた格別だ。一見変哲なく見える与田浦も、湖沼に出れば見渡す限り水面。ボラが群れをなして空中へジャンプする。川鵜やサギにも出合え、高架を走りゆく鹿島線の貨物列車が詩情を醸し出す。ドスンという音に振りかえれば、船頭にボラが体当たり、舟に飛び込むハプニングも。
 加藤洲地区を流れる新左衛門川に入ると風景は一変。両側の家と家を結ぶ12本の橋がかかる「加藤洲十二橋」だ。橋は今でこそ整備され名札までが付けられているが、昔は生活用に一、二枚の板を渡した簡単なものだったという。民家の庭先をゆっくりと竿を挿しながら進むその素朴さ、岸辺に影を落とす樹木、草花の風情……何ともいえない水郷情緒である。
 常陸利根川の対岸は茨城県。潮来の女船頭が操るさっぱ舟が前川水門へと帰っていく。水門といえば、大割閘門や加藤洲閘門も魅力だ。閘門とは、水位差がある川や水路の境に設けられた2重の水門。閘室部分(水門と水門の間)で水位を調整し舟の運航を可能にする、いわば水のエレベータ。実際に通ってみると船底から水嵩の動きが感じられワクワクする。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

 舟巡りを満喫したら、水郷の古い歴史とともにあり、文化の中心であった香取神宮まで足を伸ばしてみよう。
 案内板によると、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祭神とし、神武天皇18年の創起。日本書紀をひもとくようで興味深い。香取神宮の森は千葉県指定天然記念物。緑の中で目にも鮮やかな朱塗りの壮麗な楼門と、黒塗りを基調とする荘厳な本殿はどちらも1700年の建造で江戸幕府によるもの。宝物館には、国宝の海獣葡萄鏡ほか、重要文化財の双竜文鏡や狛犬など貴重な資料が多数収蔵されている。
 ドライブで眺望めぐりをという人は、潮来市の稲荷山公園から水郷を眺めるのもいい。ここには、水運開発に功績があった水郷の父・菊池寛実の顕彰碑や、野口雨情詩碑がある。さらに佐原パーキングエリア展望台(上り車線側)は絶景スポット。利根川を眼下に、筑波連山の一つ加波山、潮来市街、与田浦、外浪逆浦、鹿島臨海工業地帯などが一望できる。

エリア情報

アクセス

 十二橋桟橋/【電車】JR鹿島線十二橋駅下車徒歩5分、【車】東関東自動車道大栄ICから51号で水郷大橋渡り右折、同駅方向へ。
 水生植物園/JR成田線佐原駅から関鉄観光バス与田浦経由潮来行、水生植物園入口下車


発見メモ

(A)水郷佐原水生植物園/約6haの園内はアヤメの仲間とハスを中心とする。この季節はスイレンが楽しめる。月曜休館(8月は無休)9時~16時30分。(電話/0478-56-0411)

(B)「ぐるっと水郷舟遊び」/回遊ルートは90分(十二橋桟橋発着、与田浦、水生植物園、十二橋)。佐原桟橋・十二橋桟橋ルートは50分。5人以上で運航。1500円。途中下船可。要予約。下記の水郷佐原観光協会へ
※水郷佐原観光協会/JR成田線佐原駅前。観光情報の提供や特産の紹介ほかレンタルサイクルあり。(電話&FAX/0478-52-6675)
URL:www.city.katori.lg.jp/kankou/sights/009.html

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