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鴨川市編

絶景の魚見塚、そして日蓮聖人生誕の地雄大な自然と歴史にふれる

魚見塚からの眺望

鴨川市内や海岸線が一望できる魚見塚展望台からの絶景。その昔、漁師たちが沖合いに来る魚の群れを見張ったことから名付けられた。展望台頂上には、鴨川市出身の彫刻家・長谷川昴作の女神像「暁風」が太平洋を見下ろす

 雄大な太平洋と緑豊かな里山が共存、自然が織りなす風光明媚な景色が広がる南房総・鴨川市。房総半島の東南に位置する、日蓮聖人ゆかりの地です。中でも小湊エリアは、聖人誕生の三奇瑞(さんきずい)にまつわる場所。歴史と里海里山の町を、鯛のまちボランティアガイド協会会長の石井敏さんに案内していただきました。

 

鴨川松島

展望台から南に目をやれば、7つの島からなる鴨川松島が眼下に

誕生寺参道

誕生寺参道から仁王門を見る。参道には商店が並び、漁師町の温かい人情にもふれられる

誕生堂

仁王門手前には誕生堂が。日蓮聖人幼少の像と両親像が祀られている

誕生寺鬼瓦

誕生寺祖師堂の屋根にある鬼瓦。威圧感あるその大きさは畳21帖分、世界一を誇る

トンネル水族館

国道128号の小湊と天津の境にある実入トンネル。その歩道用トンネルがトンネル水族館。壁に描かれた色とりどりの魚たちが泳ぐ

鯛の浦観光船

鯛

鯛の浦遊覧船に揺られること5分、特別天然記念物「鯛の浦の鯛」に出合える。自然のマダイが海面近くで群れをなしエサをついばむ姿は圧巻

蓮華ケ渕

日蓮聖人ゆかりの2つの島・大弁天(右)と小弁天。蓮華ケ渕はこの辺りと伝わる

日蓮聖人像

清澄寺旭が森の日蓮聖人像。32歳の春、日の出に向かい初めて題目を唱えた開宗の地

目の前に広がる大海原と山の風景

 鴨川市は、国土交通省の推進する日本風景街道に県内第1号で登録された「南房総・花海街道」を構成する3市1町(ほかに館山市、南房総市、鋸南町)のひとつ。市内には「ちば眺望100景」や「日本のかおり風景百選」「日本の渚百選」などに選定される、多くの景勝地がある。
 JR安房鴨川駅から歩いて30分ほどにある魚見塚展望台も、ちば眺望100景のひとつ。海抜110メートルの展望台からは、美しい前原海岸、弁天島をはじめ大小7つの島からなる鴨川松島、そして鴨川の町並みから長狭平野まで360度のパノラマが楽しめる。海岸線に山が迫る天津小湊エリアも眺められる絶景ス ポットだ。鴨川松島は、日本三景・宮城県の松島を思わせる景観からその名が付いた。島に茂る松の緑と紺碧の海、砕ける白波のコントラストは外房随一とも。
 展望台頂上では女神像「暁風」が大海原を見つめる。像の前で人生の大切なことを誓えば成就するとの伝えから「誓いの丘」とも呼ばれる。
 魚見塚の海の眺望に対し、山のお勧め景観は千光山清澄寺(せいちょうじ)の旭が森。周囲の山並みが見渡せる。日蓮聖人は1253年、ここで朝日を拝し初めて題目を唱えたという。日本の朝日百選に数えられ、富士山頂に次いで初日の出が早いとのこと。関東大震災の2日前に建立された、東に向かって合掌する日蓮聖人の銅像がある。

誕生寺に伝わる不思議な言い伝え

 安房小湊は日蓮聖人降誕の地。聖人が産声をあげると、庭先から清水がわき出し、近くの砂浜には時ならぬ蓮華が咲き誇り、海面に鯛の群れが出現――「誕生水」「蓮華ケ渕」「鯛の浦」という不思議な「三奇瑞」が伝わる。聖人の生誕に由来する小湊山誕生寺は、生家跡に1276年建立の高光山誕生寺を始まりとする。
 JR安房小湊駅から誕生寺に向かう途中には、聖人の両親の廟所、両親閣妙蓮寺がある。誕生寺の総門を抜け、仁王門手前左の誕生堂に聖人の幼像と両親像が安置されており、毎年2月16日の誕生会(え)の際、妙蓮寺から誕生寺まで輿に幼像が乗り、僧侶や信徒を従え行列する徒御(とぎょ)が行われる。「両親のお墓参り……いかにも誕生寺らしい法要です」との鯛のまちボランティアガイド協会の石井さんの説明に納得。
 誕生堂の向かいには、蓮華潭涌現の宝塔が。1702年に蓮華潭(れんげがふち)に造立されたのだが、翌1703年の大地震・津波によって流失。この石碑を1886年に海女が発見、海中から引き上げ現在地に再建した。
 荘厳な仁王門にも伝説が残る。1758年に起きた大火で諸堂が消失。しかし、仁王門だけが災禍を免れた。「言い伝えでは、仁王門裏側にある般若の面が風を吹き出し延焼を防いだそうです」。言われて般若を見上げれば、いかにも息を吹き出しそうに思えるから不思議。
 誕生寺を抜け小道を進むとそこは大弁天島・小弁天島のある鯛の浦。日蓮聖人生誕の地だ。
 小湊から国道128号を天津方向に向かった最初のトンネルにある「トンネル水族館」も訪れたいポイントだ。全長233.5メートルにも及ぶ歩道用トンネルの中を海に見立て、大森良三画伯と女子美術大学生、地元ボランティアら延べ900人あまりが2年をかけて魚たちを描いた。
 じっくり見ると、魚や岩肌の目立たないところに作者の名前が書いてある。「何年か後に自分の子どもや家族を連れてきた時に分かるようにね」と石井さん。その壁画は、いまにも泳ぎだしそうにイキイキしている。

エリア情報

アクセス

 清澄寺/JR外房線安房天津駅から鴨川市コミュニティバス清澄ルートで清澄寺下車。本数が少ないので下調べを(10月31日まで実証運行)。トンネル水族館/同安房小湊駅から徒歩20分


発見メモ

(A)トンネル水族館/小湊側入り口そばには、実際の場所より低いが、歌川(安藤)広重が天津小湊を訪れた際に、内浦湾から誕生寺を描いた浮世絵『山海見立相撲 安房小湊』の写生地がある

(B)鯛の浦遊覧船/9月30日までは8時30分から15時50分、10月は15時20分まで随時運行。大人950円、小学生480円
※水鯛のまちボランティアガイド協会/天津小湊エリアを無料でガイド。誕生寺周辺の小湊コース、渚のハイキング天津コース、清澄寺を探訪する清澄コースを設定。いずれも1時間から2時間で案内。1週間前までに予約が必要。予約・ガイド10時から16時。
(電話04-7099-6133)
URL:http://guide.awa.jp/

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