ご家庭のお客さま

 
  • 京葉ガスTOP
  • ご家庭のお客さま
  • 業務用・産業用のお客さま
  • 京葉ガスについて
 
 

市原市編

上総国府がおかれた政治・文化の中心地 古代の史跡に触れ、湖海に遊ぶ

市原市海づり施設

護岸から95mの海上に設けられた長さ250mの釣台。家族連れの初心者から上級者まで楽しめる。年間を通していろいろな魚が釣れ、これからはアイナメ、メバル、スズキ、カレイの季節。眺望の良さが魅力

 市原は小湊鉄道や養老川を軸のようにして細長く南北にのび、千葉県で最大の面積を持つ市です。県を代表する工業都市ですが、上総国分寺跡・国分尼寺跡など数々の遺跡・文化財のほか、高滝湖や養老渓谷といった自然の見どころも散在。ビュースポットをピックアップし訪ねてきました。時には電車で、時にはマイカーで出かけてみませんか。

 

飯香岡八幡宮

堂々たる風格の飯香岡八幡宮拝殿と本殿。JR内房線八幡宿駅西口から徒歩3分。毎月第4日曜に境内で骨董市が開かれている

国分尼寺中門と回廊

上総国分尼寺の中門と回廊。広大な史跡に創建当時の工法で復元したもの。中門は切妻造の八脚門

国分尼寺史跡模型

上総国分尼寺跡展示館内。史跡の全容を200分の1の模型で体感できる。尼寺の正式名称「法華滅罪之寺」を示す「法花寺」を墨書した土器など、出土遺物の展示も

国分寺薬師堂

上総国分寺跡の薬師堂。1716年の建立で正面に1間の向拝庇(ごうはいひさし)が設けられている

薬師堂厨子

薬師堂の内陣須弥壇に置かれた厨子。製作は薬師堂と同年代とされる

薬師堂飛天の絵

外陣天井の羯鼓(かっこ)を奏する飛天の絵。笙、横笛、大皮を奏する飛天と、上り下り一対の龍の絵も

国分寺七重塔

市役所ロビーに展示されている国分寺七重塔の模型

展望塔からの眺望

市原市水と彫刻の丘・藤原式揚水機の展望塔から高滝湖や山々が一望に

藤原式揚水機

藤原式揚水機は、水車と水箱を連結させ低地から高地に水を送る仕組み。明治13年に市内池和田に建造され、その後、養老流域8カ所につくられた

ナイトギャラリー

幻想的なナイトギャラリーは12月19日(土)に開催

最大級の規模誇る上総国分寺跡と尼寺跡

 JR内房線五井駅から南東へ3キロほど。高台に建つ市原市役所(地下1階地上10階)の屋上は「ちば眺望100景」のビュースポットである。
 臨海工業地帯や田園地帯、房総丘陵、家並などが見渡せ、晴れた日には富士山も。遠くから近くへと目を転じれば、住宅街にあって時が止まったかのような雰囲気の一角が見える。市庁舎を挟み南西と北東に佇む、国指定史跡・上総国分寺跡(僧寺)と上総国分尼寺跡だ。
 国分寺は、741年聖武天皇の詔により、全国60余カ所に建てられた国分僧寺と国分尼寺を対とする国立寺院。中でも、上総のそれは全国有数の規模を誇り、伽藍もよく整った代表的な国分寺という。
 上総国分寺跡の仁王門をくぐると間もなく、本尊の薬師如来を祀る薬師堂が現れる。古色蒼然とした茅葺き屋根の三間堂で1716年の再建。そばには国分寺の法灯を今に継ぐ医王山清浄院国分寺がある。住職の大谷則夫さんに薬師堂の中を見せてもらうと、建物の外見から一転して色彩の空間。内陣の須弥壇に置かれた厨子は金・朱・緑に彩られ、内陣天井には植物文様が、外陣天井には飛天が描かれている。大谷さんによると、整備前の天井は護摩焚きの煤で真っ黒だったが、そのおかげで絵が守られたとのこと。
 高さ63メートル以上、市庁舎よりも高い七重塔があったというのも驚き。その姿を知る心礎のみが残されている。
 上総国分尼寺跡は、全国の尼寺跡で最大の規模。調査によって、金堂、講堂などの中心伽藍のほか、大衆院や修理(すり)院なども確認され、尼寺の全貌が明らかになった貴重な遺跡である。
 ベンガラ色の檜柱と白い壁、銀鼠色の瓦屋根――当時の工法のままに中門と回廊が再現され、見るものを天平の世界へと誘う。上総国分尼寺跡展示館では、映像や復元模型を用い解説を行っている。

景観が魅力の海釣り施設と水と彫刻の丘

 歴史散策なら、JR内房線八幡宿駅近くの飯香岡八幡宮も魅力的。本殿(国重要文化財)は室町中期の建立で、鮮やかな総丹塗りの銅版葺入母屋造。権現造の拝殿(県文化財)は1691年に再建されたものだという。
 広い境内には、神木・夫婦銀杏や頼朝伝説のさかさ銀杏の巨木、庭園「放生池」、立野信之(直木賞作家)の文学碑も。同社は15の神輿を有し4基は室町時代のもので、室町時代末期から江戸時代中期の製作とされる当世具足11領など文化財がある。
 空気が澄むこれから、ドライブがてら見晴らしを楽しんではどうだろう。お勧めのスポットは市原市海づり施設。「冬場は、夕日にかげる富士山を目当てによくカメラ愛好家が来ますよ」と施設管理所の楠正和さん。千葉マリンスタジアム、東京ディズニーランド、横浜ベイブリッジ、アクアラインなどのベイエリアから、遠くは秩父山系まで見えることも。
 「景色を眺めているだけでも気持ちがいいから頻繁に来ている」とはシニアの釣常連客。海上に行きかう様々な船を眺めるのも楽しい。
 高滝湖畔にある「市原市水と彫刻の丘」も注目の場所。園内には、藤原式揚水機を模した高さ28メートルの展望塔(ちば眺望100景)がある。周囲の山々や高滝神社の森、彫刻が浮かぶ高滝湖などが堪能でき、夕暮れ時の風情も素敵だ。
 野外の鉄とガラスを組み合わせた約10トンの巨大モニュメントをはじめ、屋内でもさまざまな彫刻を常設展示。湖と作品と光が織りなす魅惑のナイトギャラリーは12月19日(土)16時30分から20時まで開かれる。

エリア情報

アクセス

上総国分寺跡・尼寺跡/JR内房線五井駅から国分台行き小湊バス「市役所」で下車、各々徒歩10分、徒歩5分


発見メモ

(A)上総国分尼寺跡展示館/入場無料。ふるさと歴史講座「更級日記・試論」を12月26日・1月23日・2月27日の各土曜に開催。(電話/0436-21-7633)

(B)市原市海づり施設/館山自動車道市原ICから約15分。施設管理棟にはレストラン、売店、展望台(望遠鏡あり)が整備されている。隣は養老川臨海公園。(電話/0436-21-0419)

(C)市原市水と彫刻の丘/小湊鉄道高滝駅から徒歩約20分。11月28日(土)~12月23日(水・祝)は市原ゆかりの作家展。洋画家の新妻元春や日本画家の大浦掬水、時田直善らの作品など、平成21年に市原市が収蔵した作品を中心に展示。(電話/0436-98-1525)

  • ※開館時間等は各施設に問い合わせください

エリア情報