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土気往還

往時の姿を今に伝える古街道が残る 歴史と緑豊かな街道

青葉の森公園に残る古街道

青葉の森公園に残る古街道/公園内の舟田池のそばから一部が残っている。「概ね当時のまま」と案内板に

 かつては港町だった千葉市の登戸(のぶと)から、鎌取、野田(現在の誉田)、土気を経由し大網に至る土気往還。房総を横断する幹線道路の一つで、外房の海産物などを江戸に運ぶ重要なルートでした。今回は3本のバスを乗り継ぎ訪ねます。

 

貴船大明神

貴船大明神/善勝寺バス停から北東におよそ20分ほど歩くと土気城址。斜め向かいにある。右側に木が生い茂る空堀跡があり、「土気古城」の石碑が建つ

旧大網駅跡

旧大網駅跡/大網駅から東金方向に進んだ線路沿いにある。大網小学校にほど近い児童公園にポツンと腕木式信号機が残る

千葉中央バス

千葉中央バス/青葉の森スポーツプラザバス停から鎌取駅方面に向かう「誉田線」はおおよそ10分ごとに運行。鎌取駅から大網駅への「大網線」は6時28分、11時8分の2本のみ。ただし誉田駅まで行けば14時42分発のバスがある

ちばシティバス

ちばシティバス/古街道をたどり、千葉駅から県立中央博物館へ行く「千21・22系統」は1時間におよそ3本程度の運行

千葉市立郷土博物館

七天王塚

千葉市立郷土博物館(上段)と七天王塚(下段)/かつて千葉城のあった亥鼻山には城郭造りの郷土博物館が。近くには牛頭天王を祀る七天王塚があり、千葉大学構内を含め周辺に北斗七星の形で塚が点在するという

誉田の八幡神社

誉田の八幡神社/上宿バス停の先、野田十文字交差点近くにある。神社入り口に大きなケヤキがそびえ、誉田の地名由来にもなった

明治から昭和の千葉を知る展示

 京成・新千葉駅にほど近い登戸神社のあたりから始まる土気往還だが、今回の旅は千葉駅からスタートすることにしよう。
 最初の目的地、県立中央博物館に向かう路線は多くのバスが運行している。その中で古街道をたどるのは「ちばシティバス・千21系統」だけ。このバスに乗ろう。
 駅のロータリーを出て広小路を抜け、大和橋を渡り左折すると、右手にお茶の水の碑。泉の跡が現れる。その向こうには、城郭造りの千葉市立郷土博物館がそびえる。かつて千葉城のあった亥鼻山だ。
 同博物館では10月30日(日)まで、千葉市市制施行90周年記念企画展「旅してみよう千葉のむかし」が開かれている。明治・大正・昭和期の千葉の様子を知ることができる、貴重な古地図や絵はがきを展示している。今回の旅にピッタリの企画展だ。
 バスは病院坂と呼ばれる急坂を登る。千葉大学薬学部前バス停先の右側に、緑の葉を広げる椎の古木が見えてくる。牛頭(ごず)天王を祀る七天王塚だ。千葉大学構内を含め、付近には7つの塚が北斗七星の形に配置されていると案内板にある。このあたりが千葉城の大手口だったという。
 塚の先で下り坂になり、間もなく中央博物館バス停。県立中央博物館のある青葉の森公園には、古街道が往時の姿で残されている。散策することにしよう。

木々と雑草の間を通る趣ある道

 バスを降り、右に青葉の森公園を見ながら500メートルほど歩くと公園の北口がある。ここを入れば県立中央博物館。12月4日(日)まで秋の展示「砂のふしぎ 小さな砂粒、大きな物語」が開催中だ。
 中央博物館を過ぎた舟田池のほとりから古街道が残る。看板には「旧東金街道」の文字が。この先、松が丘の追分まで土気往還と東金街道は同じルートだったのだ。
 大正6年(1917年)、現在の青葉の森公園周辺は畜産試験場が設立されることになり、一般人の通行が制限された。そのため試験場内の一部の道が残されたそうだ。木々や雑草が茂る中を、趣のある道が伸びている。
 公園を抜け、青葉の森スポーツプラザバス停から「千葉中央バス・誉田線」に乗れば、20分ほどで鎌取駅だ。駅前の塚のような土盛りには道祖神が祀られている。ここ鎌取駅で「千葉中央バス・大網線」に乗り継ごう。
 上宿バス停の先、野田十文字交差点の近くに八幡神社が鎮座する。現在の誉田は、江戸時代は野田村といったそうだ。明治時代に近隣の五カ村合併の際、八幡神社の祭神・誉田別命(ほんだわけのみこと)から「誉田」という村名になったという。
 誉田駅を過ぎ、10分あまりで土気駅だ。昭和の森手前、善勝寺バス停の北東に貴船神社があり、その斜め向かいの畑が土気城三の丸跡。傍らに土気城跡の案内板が建つ。
 土気駅から大網駅までは約15分。今回の旅はここまでだが、大網駅から東金線沿いに500メートルほど進んだ線路そばに児童公園があり、そこに腕木式信号機がポツンと残る。明治29年(1896年)の鉄道開通以来この地に大網駅があったが、昭和47年(1972年)現在地に移転した。

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