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木下街道②

多くの史跡が点在、ゆっくりたどる古街道 街道の趣が残る行徳界隈

加藤家住宅主屋・煉瓦塀

加藤家住宅主屋・煉瓦塀/2010年4月に国重要文化財に登録された。右端に見えるのが煉瓦塀

 江戸の頃から利根川と江戸川を結ぶ陸路として広く利用されてきた木下街道。前回(2011年1月21日号)は白井から木下をたどりました。木下街道の2回目となる今回は、白井から行徳を3本の路線バスを乗り継ぎ訪ねます。

 

浅子神輿店店舗兼主屋

浅子神輿店店舗兼主屋/2010年9月に国重要文化財に登録。行徳四丁目バス停近くの街道沿いにある。手前を右に入ると常夜灯のある行徳新河岸跡

神明(豊受)神社の狛犬

神明(豊受)神社の力石

神明(豊受)神社の狛犬(上段)と力石(下段)/子どもをあやしているようにも見える狛犬。写真下段真ん中の力石は「五十五貫」と彫られている。約206kgの石を持ち上げるとは、どんな怪力の持ち主だったのだろう

京成トランジットバス

京成トランジットバス/浦安駅行き「浦安01」は本八幡駅南口から。バス停が駅から離れているので注意を

ちばレインボーバス

ちばレインボーバス/西船橋駅行きの白井線は白井駅南口から1時間におよそ2本の運行

鎌ヶ谷八幡神社の百庚申

鎌ヶ谷八幡神社

鎌ヶ谷八幡神社の百庚申/鎌ヶ谷大仏の向かい側にある。神社参道の左手にズラリと並ぶ。参拝に訪れる高校生の姿も

藤原観音堂

藤原観音堂/上山町二丁目バス停前。木造観世音菩薩立像が安置されている

市川市コミュニティバス

市川市コミュニティバス/若宮小学校発は8時4分、10時48分、13時12分、15時33分、18時10分の1日5本だけの運行

多くの功徳を得るために百庚申

 今回の出発地も白井駅。南口から西船橋駅へ向かう「ちばレインボーバス・白井線」に乗ろう。旅の始まりだ。
 駅を出たバスは住宅街を抜け、根バス停の先で左折、木下街道に入る。駅から揺られることおよそ10分、井草バス停近くの井草交差点に魚文の句碑がある。正面に「ひとつ家へ 人を吹込む 枯野かな」の句が刻まれている。裏面に明和元年(1764年)建立とあり、右側面には「右 きおろし道」、左側面に「左 中木戸道」の文字が彫られた、道標を兼ねる句碑だ。
 街道を進むと、そこはかつての鎌ヶ谷宿。右側に鎌ヶ谷大仏が鎮座し、街道を挟んだ反対側に百庚申で知られる鎌ヶ谷八幡神社がある。百庚申は天保12年(1841年)11月から翌13年3月にかけて建てられ、青面金剛像を彫った刻像塔10基と「庚申塔」と刻まれた文字塔90基からなる。
 馬込沢駅、法典小学校を過ぎた上山町二丁目バス停前の藤原観音堂には、木造観世音菩薩立像が安置されている。地元の人に「身代り観音」と呼ばれる秘仏は、江戸時代初期に行徳の富豪田中三左衛門が丹後の見樹寺から請い受けて持ち帰ったと伝わる。徳願寺に納められたが、元禄3年(1690年)徳願寺領のこの地に移し、寺を建て安置したといわれると案内板にある。
 船橋法典駅を右に見ながら行くと北方十字路交差点。バスは左折し西船橋駅へと向かうので、北方十字路バス停で下車。10分ほど街道を歩き、若宮小学校バス停で「市川市コミュニティバス・北東部往復ルート」に乗り換える。

古民家が醸し出す街道の雰囲気

 「市川市コミュニティバス・北東部往復ルート」は、県立現代産業科学館と市川市動植物園を結ぶ市民の足。終点の現代産業科学館に向かおう。
 ゆるやかな坂を下りながら進むと、左に西洋風の建物が見える。北方バス停前の市川市東山魁夷記念館だ。ここでは、4月17日(日)まで「東山魁夷・ドイツの旅」展が開かれている。
 バスは鬼越2丁目交差点で右折し千葉街道に合流、すぐに左折し住宅街を通り現代産業科学館に到着した。ここから本八幡駅へは、ニッケコルトンプラザの連絡バスが便利。もちろん、千葉街道を歩き葛飾八幡宮に立ち寄るのもいい。
 本八幡駅南口から「京成トランジットバス・浦安01」に乗り行徳へ。旅の大詰めだ。
 京葉道路の高架をくぐり、行徳橋を渡れば、そこは寺町行徳の入口。行徳一丁目バス停近くに神明(豊受)神社がある。3年に1度の神輿渡御で有名だ。境内には「力石」があり、江戸時代から明治にかけて、祭礼の際などに近隣の力自慢が集まり持ち上げる競技が行われていたという。
 古街道らしい道を進むと、行徳四丁目バス停近くに趣のある古い民家が建つ。右側にある加藤家住宅主屋・煉瓦塀と浅子神輿店店舗兼主屋は昨年、国の重要文化財に登録された。歴史を感じさせる建物は″いかにも″といった街道の雰囲気を醸し出している。
 加藤家住宅と浅子神輿店の間の路地を入ると、文化9年(1812年)に建立された常夜灯が江戸川を見つめる。かつて賑わった行徳新河岸跡だ。現在は常夜灯公園として整備されている。
 古街道はさらに南、今井橋のたもとまで続いていた。バスは相の川バス停で街道を左折、今回の旅の終点としよう。

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