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水戸街道

古街道をたどり桜を愛でる 五街道に次ぎ重要だった街道

手賀沼の夕景

手賀沼の夕景/我孫子駅から10分ほどの手賀沼。カモが遊ぶ水面を夕焼けが茜色に染める

 国道6号にその名が残る水戸街道。江戸と徳川御三家の城下町である水戸を結ぶ重要な街道でした。江戸から水戸に至る20宿のうち、千葉県内の宿場は松戸宿と小金宿、我孫子宿の3つ。バスでたどれる北小金から我孫子を訪ねます。

 

呼塚河岸の常夜燈

呼塚河岸の常夜燈/かつての大堀川船着き場にあった常夜燈。移設され現在の地に。柏市教育委員会が設置した案内板によれば、慶応元年(1865年)、呼塚の人たちを中心に近隣10カ村の有志によって建てられた

大堀川リバーサイドパーク

大堀川リバーサイドパーク/呼塚河岸の常夜燈前の大堀川の川岸は公園として整備され、全長3.7kmにわたって桜が植えられている

阪東バス

阪東バス/東我孫子車庫行き25系統は14時8分、17時41分、20時36分発の1日3本のみの運行

東武バスイースト

東武バスイースト/北小金駅から南柏駅に行く「北小金01」はおよそ1時間に2本、南柏駅から旧道経由柏駅行き「南柏02・04」は9時29分、13時33分の1日2本のみ

東漸寺

東漸寺/梅が咲く境内。シーズンには桜も見られ、イベントも多く行われる

根木内歴史公園

根木内歴史公園/根木内バス停前。国道6号の喧噪をよそに静けさが漂う

戦国時代を物語る貴重な遺構

 古街道をたどる路線バスの旅を始める前に、かつて賑わった小金宿を散策してみることにしよう。
 北小金駅南口から歩いて5分ほどにある東漸寺。文明13年(1481年)開創、江戸初期に関東十八檀林の一つとされた名刹だ。宿場はこの寺を中心に発展したという。総門をくぐり、奥に進んだ本堂の左に樹齢300年を超える枝垂れ桜、右側には400年以上という「亀の松」が不思議な枝振りを見せる。
 駅の西側一帯は中世の小金城跡。北西の一部が大谷口歴史公園として保存され、往時をしのばせる障子堀や畝(うね)堀など特徴的な空堀、また土塁が残されている。
 さて、北小金駅に戻り、南柏駅行き「東武バスイースト・北小金01」で旅を始めよう。
 100メートルほど進んだ交差点左側の「右 水戸道中」と刻まれた道標を見ながら左折、街道に入る。長い坂道を下り、国道6号を横断した根木内バス停前に根木内歴史公園(根木内城跡)があり、ここにも戦国時代を物語る空堀や土塁、土橋が残されている。また、四季折々多くの動植物が生息する湿地や樹林地も。すぐそこを走る国道6号の喧噪をよそに静かな佇まいだ。
 しばらく進むと、左手に幕府の放牧場をめぐっていた野馬土手の名残が見えてくる。ここを過ぎると南柏駅入口の交差点。茅葺き屋根の稲荷神社を右に見ながらバスは左折、南柏駅東口に到着した。

歴史を感じる我孫子宿の脇本陣

 南柏駅東口で旧道経由柏駅行き「東武バスイースト・南柏02・04」に乗り換え、再び古街道をたどる。
 南柏駅入口の交差点を左折してすぐの八坂神社には、かつてこの地にあった松並木の案内板が。広大な原野であった小金牧を通過する旅人が道に迷わないよう、水戸藩から資金が与えられ1000本の松が植えられたのが始まりという。昭和50年代まで松並木があったそうだが、現在は面影すら残っていない。
 バスは街道をひた走り、15分ほどで柏駅に到着。けれど、ここから古街道をたどるバスがない。常磐線で1駅移動、北柏駅から東我孫子車庫行きの「阪東バス・25系統」に乗ることにしよう。
 北柏駅から歩いて5分ほど、北柏橋を渡った右側に呼塚河岸の常夜燈が移設されている。全高4メートルほどもあり、市内に残る常夜燈では最大のものという。常夜燈の前には大堀川。いまも川を見つめる。その川岸は大堀川リバーサイドパークとして整備され、桜が植えられている。もうすぐ満開の花を楽しませてくれることだろう。
 街道をしばらく進むと、旧家が両側に並ぶ。このあたりが根戸宿だ。ほどなく大きく右にカーブ、およそ10分で我孫子駅。南に下れば、かつての旅人も立ち寄ったであろう手賀沼が水をたたえる。
 さらに進むと、左側に茅葺きの古い家が現れる。寿一丁目バス停の前に建つ、我孫子宿の脇本陣をつとめた小熊家だ。非公開なので中を見ることはできないが、外観からもその歴史を感じられる。
 その先、街道は右に折れ、緩やかに上ると第一小学校バス停。ここに分岐点の道標があり、水戸街道は左に折れて進む。バスは直進するが、これは木下を経て成田に至る成田街道。旅はここで終わろう。

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