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成田街道

歴史的な建物や史跡が多く残る古街道 街道をたどり江戸文化を知る

佐倉の武家屋敷

佐倉の武家屋敷/3棟あるなかの旧河原家住宅。この屋敷は室内に上がれないが、外からじっくり見られる

 江戸と佐倉藩城下を結ぶ佐倉道が、江戸時代後期に成田山新勝寺への参詣が盛んになったことから、のちに成田道と呼ばれるようになりました。現在の国道296号にその名が残る成田街道、今回は見どころ豊富な臼井宿から酒々井宿を訪ねます。

 

旧河原家住宅の土間

旧河原家住宅の土間/8畳ほどの広さがある。資料によると、作業場としても使われていたそうだ

佐倉順天堂記念館

当時の手術用具が展示されている室内

佐倉順天堂記念館(写真上段・下段)/順天堂病院バス停の前。天保14年(1843年)に蘭医・佐藤泰然が蘭医塾兼外科の診療所として創設した。写真下段の室内の真ん中には、ノコギリや異物摘出器など当時の手術用具が展示されている

酒の井碑

酒の井碑/酒々井小学校バス停にほど近い路地にひっそりと建つ。2つある右側が酒の井碑と伝わる。地名由来の伝説も

ちばグリーンバス

ちばグリーンバス/京成臼井駅から京成佐倉駅に行く「臼井線」はおよそ1時間に3本、京成佐倉駅から京成酒々井駅行き「本佐倉線」は1時間に1本程度の運行。ただし、古街道をたどる酒々井小学校経由は6時57分発と16時42分発の2本のみ

臼井城址公園

臼井城址公園/本丸跡からは印旛沼が望める

印旛沼

県道406号八千代・印旛・栄自転車道線

印旛沼/水鳥が羽を休める印旛沼。その印旛沼に沿うように整備されている県道406号八千代・印旛・栄自転車道線。自転車と歩行者のための県道だ

印旛沼を一望する臼井城本丸跡

 今回の古街道をたどる旅のスタートは京成臼井駅。バスに乗る前に、臼井宿のみどころを訪ねてみよう。
 駅西口から北西に15分ほど歩き、すみれ保育園の路地を入った先、妙覚寺前に江戸時代の名力士・雷電の碑が鎮座する。碑に等身大の姿が刻まれ、案内板によればその身長は197センチ。江戸本場所初出場は寛政2年(1790年)23歳の時、以来21年間31場所の生涯成績は254勝10敗。勝率はなんと96.2%だというから驚きだ。
 さらに北東におよそ15分、緑生い茂る小高い丘に臼井城址がある。東口から上ったところの本丸跡からは、印旛沼の眺望が開ける。現在は城址公園として整備され、きれいな芝生の上でグラウンドゴルフを楽しむ人の姿が。
 散策はここまでにして、京成臼井駅から路線バスの旅を始めよう。乗るのは京成佐倉駅行き「ちばグリーンバス・臼井線」だ。
 駅を出てしばらく走り、聖隷佐倉市民病院入口バス停の手前で古街道に合流。このバス停近くには、蘭医学研究のために佐倉藩初の人体解剖が行われた江原刑場跡があり、供養塔が建てられている。
 鹿島橋を渡ると城下町・佐倉に入る。右に見えてくるのが、国立歴史民俗博物館のある佐倉城址公園だ。バスは古街道をはずれ駅に向かってしまうので、国立博物館入口バス停で下車。佐倉城址公園の散策を楽しむことにしよう。

武家屋敷と蘭学の城下町・佐倉

 国立博物館入口バス停から正門である田町御門跡を抜け国立歴史民俗博物館へ。ここでは5月29日(日)まで「侯爵家のアルバム - 孝允から幸一にいたる木戸家写真資料」展を開催している。
 博物館の南西裏手に佐倉城本丸跡がある。一番奥、天守閣跡の横には県指定天然記念物の「佐倉城の夫婦モッコク」が見事な枝振りを見せる。幹には、第二次世界大戦中に兵士が彫った「昭和十八年十月」「砲隊」の文字が読み取れる。
 二の門跡、三の門跡を抜け、大手門跡の先を右手に坂を下り、さらにひよどり坂を上るとそこに3棟の武家屋敷が現れる。土塁の上に生け垣をめぐらせた造りは、ほかの武家屋敷には見られない特色と案内板に。佐倉に残されている武家屋敷では、最も古いものと考えられるそうだ。
 国道296号に出て北進、新町の交差点を右に曲がる。歴史を感じる佐倉市美術館を右に見ながら進み、佐倉小入口バス停から「ちばグリーンバス・本佐倉線」に乗り古街道をたどろう。
 厚生園入口バス停から南に下ると最後の佐倉藩主・堀田正倫の邸宅、国指定重要文化財である旧堀田家住宅。さらに2つ先の順天堂病院バス停前には、もう一つの佐倉の顔・蘭学の歴史を伝える佐倉順天堂記念館がある。建物は安政5年(1858年)に建てられたもので、館内には往時の手術用具や顕微鏡、文献などが展示されている。
 街道をしばらく走った酒々井小学校バス停近く、路地を左に入ったところに酒々井の地名由来伝説も伝わる酒の井碑がひっそり建つ。石碑の左の囲みには、スイッチを押すと音声ガイドと共に酒の香りが漂う井戸が。素敵な演出だ。
 バスは右にカーブしながら街道を進み、京成酒々井駅に到着。旅の終点である。

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