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水戸街道と鮮魚街道

諸大名が利用した古街道から鮮魚輸送路へ 2本の重要な街道をたどる

小山樋門橋

小山樋門橋(めがね橋・レンガ橋)/坂川にかかる明治31年(1898年)に造られた樋門橋。現存するレンガ造り樋門では最も古いとされる。現在も県道5号を支えている

 6回シリーズで千葉県最北端の関宿から南東の東金まで、ゆっくり古街道を歩きます。3回目となる今回は「日光東往還」と接続する南柏から松戸を「水戸街道」で、さらに松戸から六実を「鮮魚(なま)街道」でたどる、およそ23kmの旅です。

 

金山神社

金山神社/常磐線にかかる跨線橋を渡り参拝する。手前に常夜灯があるということは、鉄道によって参道が寸断されたのだろうか

萬満寺仁王門

萬満寺仁王門/建長8年(1256年)に大日寺として創建、康暦元年(1379年)に寺号を「萬満寺」と改めた古刹。仁王門の金剛力士像(阿像・吽像)は国の重要文化財

佐津間城跡

佐津間城跡/古街道の左側、家並みの背後に見える緑茂る高台。案内板によると築造されたのは戦国時代という。登ってみるとそこには住宅が建ち並ぶ

蘇羽鷹神社

蘇羽鷹神社/国道6号沿いの高台に鎮座する。鮮やかな社殿が印象的

小金宿の旅籠・玉屋

小金宿の旅籠・玉屋/江戸時代後期の佇まいを今に伝える(非公開)

本福寺

本福寺/嘉永4年(1851年)に江戸藩邸を抜け出した吉田松陰が松戸宿の旅籠を避け宿泊したという

江戸後期の姿を今に伝える旅籠

 これまでの2回(2012年1月20日号・2月24日号)で、水戸街道に合流する南柏まで日光東往還を歩いた。今回の旅は、南柏駅から続けることにしよう。
 駅前を南西に進み南柏駅入口交差点に。県道261号が旧水戸街道、古街道だ。交差点右向こうに茅葺き屋根の神社が見える。交差点を右に折れ、右手に野馬土手跡を見ながらしばらく歩く。庚申塚バス停の先、道路沿いの左側に2基の庚申塔が現れる。享保9年(1724年)の庚申塔と宝暦12年(1762年)と刻まれた青面金剛碑だ。
 坂を下りきった根木内交差点で現在の水戸街道・国道6号を横断、さらに進めば北小金駅。かつての小金宿だ。
 駅につながる交差点の右にある道標を見ながら古街道は左折。600メートルあまり歩くと、右側に往時をとどめる旅籠・玉屋が見えてくる。現在は営業していないが、江戸後期の面影を今に伝える建物だ。
 国道6号を斜めに渡り、常行院の裏手を抜け、武蔵野線をくぐると再び国道6号にぶつかる。交差点の右向こうの台地に鎮座するのは蘇羽鷹(そばたか)神社。ここから古街道は、国道6号に重なる。
 少し歩いた八ヶ崎交差点左側には大きな道標が建つ。これを見ながら、馬橋駅方向へ右斜めに折れていく。ゆるい下り坂、馬橋坂と案内板にあるこの坂は江戸見坂と呼ばれていた。遠く江戸を見通せたのだろう。

滑走路に消える鮮魚の重要路線

 江戸見坂を下りきったところが萬満寺。毎年、正月と春・秋の大祭に仁王尊が開帳され、股くぐりが行われることでも有名な古刹だ。今年の春の大祭は3月27日(火)から29日(木)の3日間、股くぐりは9時から16時まで開かれる。
 地名の由来となった馬橋を渡り、国道6号に合流。古街道は、上本郷交差点まで重なる。途中、北松戸駅前交差点を左に折れると、吉田松陰ゆかりの本福寺が鎮座する。
 竹ヶ花交差点を過ぎると歩道橋が。古街道は常磐線で分断されているのだ。
 歩道橋を渡ると、そこは賑やかな商店街。しばらく歩くと西蓮寺が右手に見えてくる。手前の路地を右に入った江戸川沿い、納屋河岸跡に再現された青木家の塀が建つ。
 ここからは鮮魚(なま)街道をたどることになる。通称・めがね橋と親しまれる小山樋門橋を渡り、左に見える歩道橋で線路を再び越えるが、古街道は千葉大園芸学部の敷地に消える。南側を回り国道6号を横断、ここから古街道が復活する。
 国道464号を歩き、美野里交差点で左に折れ県道281号に合流。みのり台駅で左折、次の交差点を右折し八柱駅を過ぎると、そこに常盤平さくら通りが左に伸びる。もうすぐ満開の桜が見頃を迎えることだろう。
 少し歩くと、左に子和清水という伝説の泉が現れる。古街道は、県道281号の1本北側を通っていたようだ。
 五香駅を横切り、五香十字路交差点で県道に合流。「開墾百年記念碑」のある高(たかお)神社を過ぎ、しばらく歩けば六実駅。この先、家並みの裏手に佐津間城跡が緑の台地を見せる。
 さらに歩いた海上自衛隊下総航空基地に古街道は分断される。今回の旅の終着点だ。

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