ご家庭のお客さま

 
  • 京葉ガスTOP
  • ご家庭のお客さま
  • 業務用・産業用のお客さま
  • 京葉ガスについて
 
 

白井市

 この4月から市制が施行された白井市にはステンレスと伸銅品の両分野で、業界大手の会社が近在しています。原料を加工し、形を変えて製品となりますが、結構身近なところで生かされ、私たちの生活に役立っています。

弱視者のための誘導ブロックを製造

ステンレス製の丸びょうと長方形ブロックの組み合わせで設置の誘導ブロック。これらは「シルド」独自の部品として特許出願中です

 ステンレス製の丸びょうと長方形ブロックの組み合わせで設置の誘導ブロック。これらは「シルド」独自の部品として特許出願中です

誘導ブロック

株式会社シルド
白井市中402-1
TEL:047(492)0912
1955年(昭30)3月設立。
代表取締役社長・坂崎耕一郎氏。
資本金4000万円。従業員130名。

MAP
株式会社シルド

 公共施設などでよく見かける弱視者のためのステンレス製誘導ブロックや丸びょうは、白井市にある「株式会社シルド」が作っています。
 同社は、ステンレスを中心とする各種の鋼材を使用し、独自の技術開発による異形引抜き製品を製造・販売しており、同様な製品の一貫した生産ラインをもつ製造業種としては、国内のトップメーカーです。
 これまで製造してきた製品は多岐にわたり約4000種類ほど。直接目に触れる製品は少ないのですが、社会生活には重要な部品が多く、電車のドアレール、車のエンジン部品、発電所向けの各種部品、変わったところでは医療用CTスキャンの部品がそれ。
 同工場では、部品を異形状の棒に加工して納品します。その後、客先で組み立てられ製品として出荷されます。機械加工方式よりも格段にコストダウンがはかれ、あらゆる分野にフルオーダーメイドで対応できるため、ユーザーは無限に広がっています。

 異形加工による部品製造は、熱間圧延が主流でしたが、それだけでは寸法精度に限界があることから、同社が目指したのはより精度を高めて高品質の仕上がりとなる加工技術でした。
 そこで同社は創業当時、ヨーロッパで主流だった冷間引抜きを他社に先駆け導入。素材を削ることなく常温下で型穴から引き出しながら成形し、異形の棒状製品を製造する方法で、昭和41年には試行錯誤の末、日本初の熱間圧延と冷間引抜きのコンビネーションによる「異形引抜き加工製品」を完成させました。これにより、0.03ミリまで寸法精度を高めることが可能となりました。

 最近では変わったところで、骨折の際に骨を固定する特殊素材のボルトも製造。さらに高い信頼性と安全性を求められる原子力などの次世代エネルギー分野も手がけるなど、まさに時代の技術革新とともに成長を続けています。
 厳しい競争社会の中で、より新しい形状や高い精度の要請に応えるため、同社は高品質と生産性の向上を追求し、世界に向けて挑戦していきます。

 

あなたのそばに私たちの素材が生きています

水性ボールペンのV状にカットされたペン先部分が藤井製作所の独自の技術です。なめらかな書き味が特徴

 水性ボールペンのV状にカットされたペン先部分が藤井製作所の独自の技術です。なめらかな書き味が特徴

伸銅品

株式会社藤井製作所
http://www.fujii-mfg.com/
白井市中157-8
TEL:047(491)0241
1946年(昭21)9月創業。
代表取締役社長・藤井隆氏。
資本金1800万円。従業員115名。

MAP
株式会社藤井製作所

 日本で数社しかない伸銅品製造業のひとつが白井市にある藤井製作所です。創業は昭和21年、東京都江戸川区で藤井辰次郎さんが個人経営として設立したのがはじまり。小さな町工場からスタートし、独自の加工技術ににより需要拡大を図りました。
 少量多品種が求められる同業界ではいかにコストを抑えて高品質の製品をつくるかがカギ。昭和46年に白井工業団地に工場を新設すると、銅などの金属元素を合金組成しながら溶解し、棒材や線材に加工するまでの生産ラインを確立。コストダウンの成功と同時に生産量は月産300トンまでに成長しました。

 加工された棒材は厳しい検査を受けた後出荷され、さまざまな製品に形を変えていきます。棒は歯車や軸受け、コネクター、線はコイルバネなど直接目にふれる機会は少ないですが、影ながら社会を支える重要な役割を担っているのです。
 身近なところでは、水性ボールペンのペン先部分に同社の技術がいかんなく発揮されています。洋白に鉛を加えた合金を使用し、なめらかな書き味とにじまないのがユーザーから高い評価を得ています。
 「精度の向上は、金属の特性を生かしながら熱処理と加工を繰り返し行うことにあります。線や棒状に加工したものが、全く形を変えて暮らしのそばで生きているのが嬉しいです」と同社。
 線や棒に限らず、異型品も多く生産しています。フルート、トランペットなど金管楽器の部品に同社製品は欠かせません。質感はもとより、分子レベルにまで達した精度の高い加工技術と合金組成が金管を通して深遠な音色を響かせます。
 ほかにも時計の精密部品や新幹線の架線に使用されているハンガーイアーなど特殊金属材料による加工技術での信頼性も抜群です。

 加工製品は太いもので最大350ミリ、細いものでは50ミクロンまで多彩。その中で顧客ニーズに応じた合金組成が要求され、オリジナル合金も各種。
 「製品自体がコンパクト化傾向にあるので、今後はよりミクロン単位の加工技術と複雑な形状への迅速な対応に努力していきたいです」