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松山庭園美術館

芸術家が主宰する美術館

日本庭園

紅葉が美しい日本庭園。道々で文官たち(朝鮮の石像)が出迎えてくれる

 匝瑳(そうさ)市在住の芸術家・此木三紅大(このきみくお)さんが住居とアトリエの一部に開設した美術館です。国内外の名画や貴重な茶道具、蒔絵琴などの所蔵コレクションを展示。房総ゆかりの作品を紹介する企画展も好評です。今、庭園は錦に彩られ美しい景観を醸し出しています。

 

此木三紅大さん

美術館の主宰者・此木三紅大さんは画家であり彫刻家。一貫して「生命の尊厳」をテーマに多彩な創作活動を展開している。大作の前で

企画展示室

オレンジの壁が印象的な企画展示室。現在、山縣章水彩画展を開催中

ユーモラスなガンダ彫刻

庭園にはユーモラスなガンダ彫刻が色々。本を落としあわてる姿の像も

中庭のガンダ彫刻

アトリエの中庭のガンダ彫刻。回廊のアーチのステンドグラスは此木さんの作品。猫や蝶、蔓などを施した中庭手前にある彫刻の門扉も見物

ガンダ彫刻と所蔵コレクション

 JR八日市場駅から北へ約6キロ、田んぼの中の小高い丘の上に移り住んで30年、絵画や彫刻など多彩な創作活動を続けている芸術家がいる。国画会展新人賞、第三文明展大賞ほか、美術界に数々の業績を記録している此木三紅大さん(70)がその人。9年前、地域に文化を発信する拠点になればと、住居とアトリエの一部を公開し、美術館を設立した。
 名付けて松山庭園美術館。2千坪の敷地内には本館、長屋門、茶室、企画展のための別館、見晴らし亭が点在し、四季折々の趣を奏でる庭園を背景に瀟洒な佇まいを見せている。
 「奥まったところにあるので、不安な思いでいらした方に、まずは庭で心を和ませていただければ……」と妻・紀子館長の言葉通り、苔と紅葉、芝生と松の対比が織りなす庭園は美術館へのプロローグ。美しい緑の所々で、文官の石像やユーモラスな此木さんのガンダ彫刻を発見できるのも楽しく、歩を進めるごとに非日常の世界へと誘ってくれる。
 ちなみに、ガンダとは銚子付近の言葉で鉄くずのこと。「この彫刻は再生のアートです。命あるものを作っていきたい」と此木さん。
 美術館の魅力は、ガンダ彫刻と素晴らしい所蔵コレクション。制作の参考にしてきた名碗や香合、茶釜など、茶道具収集家にとって垂涎の名器が数々展示され、コンスタンブル、ドラクロア、浅井忠、長谷川利行、村山槐多など国内外の名画にも出会える。
 此木さんのコレクター歴は学生時代に遡る。高校時代に美術商やコレクターから一流の茶道具を学んだことや、20代に独力で起業し成功を収めたこと、その絶頂期にもかかわらず28歳で美術の道に転向しイタリアに留学したことが美術収集の基礎となっている。

無名作家を掘り起こした企画展

 展示のもう一つの柱となるのが企画展。収集家のコレクション展や、著名作家、若手作家の個展のほか、埋もれている作家の発掘作品展を開催。今、「山縣章水彩画展」(12月2日まで)が開かれている。
 此木さんが初めて山縣さんの絵に出合ったのは成田空港にほど近いあるレストラン。その小さな風景画に心地よい素朴な良さを感じたという。すでに他界されており、訪ねたアトリエには格調高く情感あふれる作品が残されていた。「このまま埋もれさせてはいけない。多くの人にこの情感を伝えたい」との思いから実現した展覧会だ。
 貧しく孤独の中で亡くなった銚子の版画家・金子周次遺作展も、此木さんにとって忘れられない思い出となっている。焼却寸前の作品を紹介し、世に認められるきっかけとなったからだ。
 美術館は来年10周年を迎える。記念展として6月13日(金)から7月20日(日)まで明治の天才的画家・青木繁の小品を紹介。金子周次の版画や此木さんの少年時代の絵の企画展も計画されている。来年早々の1月19日(土)には「井関真人シャンソン一人芝居」が。アートに囲まれて楽しい音楽をどうそ。(枠内参照)

催し情報

  • ●企画展「山縣章水彩画展」……12/2(日)まで
    描くことの喜びに人生を捧げた作家の作品50点を展示
  • ●「茶道具名品展」……12/2(日)まで
    美術館所蔵のコレクションから。本阿弥光悦、道入(のんこう)、仁清、志野、大井戸、織部などの名碗、乾山の掛け軸、唐物青貝香合、ほか
  • ●井関真人シャンソン一人芝居……2008/1/19(土)
    開演/18:00 料金/5,000円(要予約)

住所/匝瑳市松山630

交通/電車: JR総武線「八日市場駅」から、バスで松山神社前下車 徒歩7分・タクシーで5分
車: 松尾横芝IC→国道126号→地方道16号→消防団車庫左折

開館/金・土・日・祝日のみ 10:00~17:00
料金/大人800円、小中学生400円
電話/0479-79-0091
FAX/0479-73-6716
www.konoki.com