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成田羊羹資料館

参道に育まれた羊羹の歴史

成田羊羹資料館2階展示室

成田羊羹資料館2階展示室には様々な昔の道具が展示されている。再現された長藏氏の部屋(右上)には珍しい七つ玉のそろばんが。使い方は不明とか

 「へぇ! 目から鱗……」。企業が地域で主宰するミュージアムにはその企業ならではの驚きと感動が盛りだくさん。前シリーズ「時にはのんびりMuseum」のパート2としてそんな「ちょっと寄りたいMuseum」をご紹介します。最初にご紹介する成田羊羹資料館は、成田山参詣の貴重な"土産話"の宝庫。近くには成田山書道美術館や成田山霊光館があり優れた作品に出合えます。

 

心得

質実剛健、道徳と物を大切にした長藏氏の人柄が偲ばれる直筆の「心得」。包装紙の裏に書かれている

郵便ポスト

羊羹資料館では、昔なつかしい郵便ポストが出迎えてくれる

お不動様旧跡庭園

同資料館の側、敷地内に設けられた「お不動様旧跡庭園」。かつて成田山の本尊がこの地に安置されていたことを記念する石碑や、庭園の守護「平成水守り不動尊」、不動の大井戸、創業者の胸像がある

成田山霊光館

成田山霊光館の1階常設展「成田山の歴史展」では、歌舞伎所作を画題にした大絵馬などが見られる

成田山書道美術館

成田山書道美術館。撮影時は「河鍋暁斎と幕末明治の書画会」が行われていた

精進料理ヒントに生まれた参詣土産

 今年開基1070年を迎えた成田山は、総欅造りの立派な総門が建立され、正月が過ぎた今も多くの参拝者で賑わう。酒、せんべい、ウナギ、竹細工など、参道に軒を連ねる様々な名物店をのぞきながら歩くだけでも楽しい。
 そんな参道にちょっと立ち寄りたい"新名所"がある。栗羊羹で有名な老舗「なごみの米屋」の施設、成田羊羹資料館だ。本店の正面から入り店内を通り抜けて裏手に出たところに建ち、静かな佇まいを見せている。
 館内では明治32年の創業以来、成田山と共に歩んできた米屋の歴史や羊羹のルーツ・変遷、創業者・諸岡長藏氏の経営理念などに触れられる。
 「屋号の米屋(よねや)は、当初米穀販売業を営んでいた米(こめ)屋が由来」と話す同店の越河(こすごう)芳正さん。「なぜ成田で羊羹が…」と伺うと――成田山参詣の土産として、長藏氏が新勝寺の精進料理・栗羹をヒントに芝栗を使った栗羊羹を開発、販売したのが始まりとのこと。
 展示室には日本各地の羊羹や同店の懐かしい羊羹パッケージ、看板、ポスターが色々。長藏氏が戦地に慰問品として送った缶詰の羊羹や、それに対する礼状(軍事郵便)のコーナーも。戦死した兵隊の背嚢奥底につぶれた羊羹がしまい込まれていた事を綴った軍医からの手紙もあるという。「故郷の親兄弟や子どもへの土産にと、1年半もの間食べずに戦地を駆けめぐっていたそうです」と越河さん。
 長藏氏の生活心得や語録、繕いつくした足袋などの愛用品が展示され、物や道徳を大切にした人柄が偲ばれる。
 現在、企画展を開催中。70年前の開基1000年祭に関する貴重な写真に出合える(5月31日まで。下欄参照)。
 資料館そばの「お不動様旧跡庭園」は、かつて成田山新勝寺の本尊が安置されていたところで、ここにも米屋と成田山の歴史の一端が。なお、本店2階は成田生涯学習市民ギャラリーとして公開、3月4日(火)から9日(日)まで創作手毬展が開かれる。

書道美術館と霊光館の展示も魅力

 成田山の境内には緑豊かな広々とした公園があり、約450本の梅が見ごろを迎えている。散策がてら、公園の三の池の畔に建つ成田山書道美術館を訪れるのもいい。収蔵は現代の書作品が中心で、優れた作品を常時鑑賞できる。特に1階正面の高さ13メートルの紀泰山銘拓本は圧巻だ。
 同館からさらに足を延ばしてみよう。5分ほど歩くと大塔の後方に霊光館が。ここは、主として成田山の歴史資料と下総地方の考古・民俗・古文書などの郷土資料を収集し保管、展示する博物館。常設展で「成田山の歴史」を紹介、「成田山の大絵馬」の展示もある。
 ちなみに、新勝寺に奉納されている絵馬は約600点。その量と質の高さは全国的に有名で、歌舞伎の所作を画題にしたものが多いのが特徴だ。谷文晁・歌川豊国・河鍋暁斎ら絵師が描いた大絵馬は、江戸時代の芸術や風俗を知る貴重な資料として22点が県の有形民俗文化財に指定されている。

資料館と関連施設の催し情報

成田羊羹資料館

  • ●第9回企画展……5/31(土)まで
    成田山開基1070年祭記念「成田山開基1000年祭開帳展 70年前の賑わい」展。当時の成田主の行列や門前の賑わい、羊羹を配達したオートバイなどの貴重な写真を展示

住所/〒286-0032 成田市上町500番地
開館/10:00~16:00
休館/不定 入場無料
電話/0476-22-2266
www.nagomi-yoneya.co.jp

  • ●野点……4/13(日)~4/29(祝)の土日祝
    「不動の大井戸茶会」お不動様旧跡庭園で10:00~15:00(無料)

成田山書道美術館

  • ●収蔵優品展 特集 碑法帖・書道資料と臨書……4/13(日)まで

住所/〒286-0023 成田市成田640(成田山公園内)
開館/9:00~16:00(入館は15:30まで)
休館/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)・展示替期間(3/27~31)
入場料/大人500円 高・大学生300円 中学生以下無料
電話/0476-24-0774
www.naritakanko.jp/naritashodo


成田山霊光館

  • ●平常展 門前町いま・むかし……4/20(日)まで
  • ●特別展 成田山の開帳展……4/26(土)~6/1(日)

住所/〒286-0021 成田市土屋238
開館/9:00~16:00
休館/月曜・年末年始・展示替期間
入場料/大人300円 中学・高校生150円 小学生以下無料
電話/0476-22-0234


成田山公園

  • ●梅まつり……2/24(日)・3/2(日)・9(日)10:00~15:00
西洋庭園/ 胡弓…2/24・3/2 箏・尺八…3/9
演奏 各日11:00・13:00・14:00(甘酒の振る舞いあり)

文殊の池畔梅林/野点10:00~15:00ごろ
大本堂前及び西側広場/「氷の彫刻」奉納…3/2
電話/0476-22-2102(問い合わせ/成田市観光協会)