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菅原工芸硝子

熱くて柔らかいガラスの体験

溶解ガラス

体験教室「のばしコース」で用いる1200℃の溶解ガラス

 夏休みは普段できない製作体験をするチャンスです。美術作品や物づくりに関する資料に出合える場を紹介する「ちょっと寄りたいMuseum」に、今回登場するのはガラス工場。職人が手作りする製造現場を見学し、その場でガラス製作を体験、ギャラリーのようなショップで美しいガラス器の数々を鑑賞してみませんか。山武郡九十九里町の菅原工芸硝子にご案内しましょう。

 

体験教室

へらで溶解ガラスを押すと柔らかくて硬い!? 不思議な感触も体験教室ならばこそ

型吹き工法

型吹き(手前)工法など、工場見学では職人の技が間近に見られる

ショップ

ギャラリーの雰囲気漂うショップには、色とりどり様々な美しい形のガラス製品4000種類が展示販売されている

茂原市立美術館・郷土資料館

茂原市立美術館・郷土資料館は茂原公園内にある。公園には2850本の桜の木が

職人の心と技が伝わる工場見学

 菅原工芸硝子は、いわしが特産のマリンレジャーで賑わう山武郡九十九里町にある。敷地には工場やショップ、レストラン、事務所が点在、夏の木洩れ日の中で静かな佇まいを見せている。都内からこの地に工場を移転して47年、手作りへの姿勢は変わらない。
 「当社の職人は自らがデザイナーなんです」と同社の加藤良介さん。器や置物、インテリア関連など現在4000種類の商品を製造しているが、これらは職人が中心になって作りだしてきたオリジナルとのこと。
 工場に入ると大きな炉が目につく。その温度は1200℃以上にも。炉の坩堝(るつぼ)から長いパイプで溶解ガラスを取りだす人、宙吹き(パイプに息を吹き込みガラスを膨らます工法)をする人、型吹きの人など、黙々と作業を進める職人たち。神聖な製造現場の空気が伝わってくる。
 「手作りでいかに同じ物を作るかを心がけている」と話す職人歴16年の内藤有紀さん。同じ一輪挿しが宙吹きで次々作られていく。「職人は作家になりうる技量ばかりでなく、カタログ通り均一に量産する技にも長けています」との加藤さんの言葉に納得。

灼熱のガラスで作る感動体験

 ガラス体験教室は臨場感あふれる製造現場で行われる。のばしの技法で皿を作ってみた。目の前で灼熱の溶解ガラスがパイプの先から熱した鉄板に移される。まるで炎の滴。視界いっぱいに広がる黄色の物体は、すべての形を内在するエネルギーそのものに見える。
 型に覆いかぶせると、型の淵に沿って下へと流れる。流動的で危うげに見えるが、へらで伸ばすと手応えは確かだ。製作時間はわずか2分ほどなのに、ガラスの熱さ、柔らかさ、独特の質感など、得られる感動はなかなかのもの。ペアで一つの作品を作ることもできるので、夏休みに親子でチャレンジしてみては。
 全商品を展示販売しているショップも素敵で、趣向を凝らした新作にも出合える。レストランでは同社のグラス、オブジェや内装などが体験でき、ちょっとしたミュージアム気分が味わえる。

 ミュージアムといえば、茂原市立美術館・郷土資料館に足を伸ばすのもいい。全国でも珍しい複合施設で、「日本のさくら名所百選」の一つ、茂原公園内にある。美術館は、郷土ゆかりの作家を中心に作品や資料の収集・調査・研究を行い、年数回の収蔵展や企画展の中でその成果を披露している。
 8月24日(日)まで収蔵展「洋画特集展」。石井武夫、石井伝三、積田鰹士ら洋画家15人の作品28点が紹介される。9月6日(土)から10月19日(日)まで企画展「彫刻家・名嘉地千鶴子 愛の作品展」が。永年にわたり石彫・木彫・陶彫・ブロンズによる独特の幻想的な作品を発表している名嘉地氏(茂原在住)。同展では、初期から現代に至る多数の作品に出合える。

おでかけ&催し情報

菅原工芸硝子

  • ●ガラス体験教室(要予約)
    のばしコース(対象:小学生以上)…1200℃の溶解ガラスをへらで伸ばす技法で皿、鉢、灰皿、ジョッキなどを作る。
    料金/小学生1,575円 中学生以上2,625円
    時間/平日9:30~(1時間ごと 午前のみ)
    • ※土日祝日は午後の部あり 13:30~・14:30~

    吹きコース(対象:小学5年生以上)…宙吹きの技法で製作する。
    料金/グラス・小鉢・フラワーベース 3,675円 手つきグラス 4,200円
    時間/平日 10:00~・11:00~

    • ※土日祝日は午後の部あり14:00~・15:00~
  • ●工場見学(要予約・無料・所要時間10分程度)
    時間/10:15~・午後の初回13:15~・最終16:15~(1時間ごと)

住所/〒283-0112 山武郡九十九里町藤下797
交通/電車:JR東金線「東金駅」下車約5km
車:千葉東金道路東金IC→東金九十九里有料道路小沼田IC経由
電話/0475-76-3551
FAX/0475-76-3553
www.sugahara.com


茂原市立美術館・郷土資料館

  • ●美術収蔵展「洋画特集展」…… 8/24(日)まで
    積田鰹士、石井武夫、石井伝三など茂原ゆかりの代表的な洋画家の異なる表現法を楽しめる。大槌隆、鳰川誠一らの作品も。
  • ●美術企画展「彫刻家 名嘉地千鶴子 愛の作品展」……9/6(土)~10/19(日)
    同展は初期から現代に至る多数の作品を通して作家の創作活動の軌跡を紹介する。
    • ※郷土資料館では常設展示が見られる

住所/〒297-0029 茂原市高師1345-1 茂原公園内
開館/9:00~17:00
休館/月曜(祝日はその翌日)
交通/電車:JR外房線「茂原駅」→長南、大多喜行きバス「藻原寺」下車徒歩10分
車:国道128号を南下、茂原交差点の手前、右側に茂原公園
電話/0475-26-2131
FAX/0475-26-2132
www.city.mobara.chiba.jp/museum/