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国立西洋美術館

世界遺産にも推薦された美術館

国立西洋美術館・本館2階展示室

国立西洋美術館・本館2階展示室。部屋から部屋へと移り歩く展示スタイルとは異なる、とぎれのない展示空間が特徴

 今号から「一度は行きたい東京のMuseum」を5回シリーズでご紹介します。東京まではちょっと……という方も、収蔵の規模や素晴らしい企画力に思わず腰を上げたくなる、そんな美術館・博物館が登場します。まずは国立西洋美術館から。コロー展(8月31日まで)は世界初の試みで魅了し、秋には「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展を開催。建物は世界遺産に推薦されていて、建築鑑賞も魅力です。

 

外観

国立西洋美術館・外観。建物を柱で持ち上げた入口部分(ピロティ)は、ル・コルビュジエのアイデアの一つ。雨や強い日差しを避けるゆとりのある空間になっている

《モルトフォンテーヌの想い出》

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《モルトフォンテーヌの想い出》1864年 ルーヴル美術館所蔵
©photo.RMN/
René-Gabriel Ojéda/
distributed by DNPAC

大噴水

涼を誘う上野恩賜公園の大噴水・竹の台(うてな)噴水を散策するのも気持ちがいい。水柱の後方に見えるのが東京国立博物館

ル・コルビュジエ建築と不思議空間

 台東区の上野恩賜公園(通称上野公園)は上野の森と呼ばれ、歴史・文化的に重要な施設が数多く見られる。国立西洋美術館はその一つで、JR上野駅下車、公園口出口から徒歩1分の地にある。
 設立は1959年。フランス政府から寄贈返還された、モネ、ルノワールなど印象派の絵画とロダンの彫刻を中心とする松方コレクション370点が核となって始まった。開館以来半世紀、ルネサンス以降の西洋美術の流れを概観できる美術館として、幅広い地域と時代にわたり作品収集が続けられている。
 設立50周年を迎える来春まで、新館の設備改修工事中。その間、常設展示は本館(国の重要文化財)で行われる。
 2階の常設展では油彩画約80点に出合える。宗教画に始まり静物画、人物画、風景画、そして馴染みの印象派モネやルノワールの作品群から、20世紀初頭の絵画へ――作品を追って角を曲がるとまた同じような展示空間が現れ、次の時代へと誘う。ちょっと不思議な回遊空間をぐるっと一周すると、西洋美術の流れが体感できる。
 「展示室の空間体験も美術館の魅力。もともとそのような構想の下、建てられているのです」と同館の広報担当者。本館は20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)が設計したもので、色々なアイデアが生かされている。パンフレット「建築探検マップ」を手に館内巡りもお勧めだ。
 同館は、ル・コルビュジエの22作品(世界6カ国)「ル・コルビュジエの建築と都市計画」として世界遺産に推薦されている。

世界初の試みで魅了するコロー展

 地下の企画展示室では、「コロー 光と追憶の変奏曲」が今月31日(日)まで開かれる。同展は、フランスの画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796~1875)の初期から晩年までの作品を集大成したもので、コロー自身に焦点を当てた国内外でも稀な企画という。
 世界で初めての試みとして、コローの芸術に深い影響を受けた印象派やキュビストの作品を比較展示。コローとモネが同様の構図を描いた風景画も並べられていて、見比べると興味深く、時間が経つのも忘れる。ルノワール、シスレー、ピカソ、ブラックなどの作品を含め油彩画・版画約120点が一堂に。
 中学生以下は観覧無料、楽しいイラストとクイズで作品を紹介するジュニアパスポートを配布。パスポートを提示すれば常設展も無料で観覧できる。「夏休みは山や海もいいですが、美術館で心に残る思い出を作ってもらえれば」と広報担当者。
 9月30日(火)からは、19世紀末デンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864~1916)の展覧会が開かれる(下枠参照)。
 毎週金曜日は20時まで開館。第2・4土曜日は常設展が無料になる。前庭や1階フリースペースのレストラン・ミュージアムショップは観覧料なしでも入れ、食事や買い物を目当てに気軽に立ち寄る人も多い。ゆっくり観覧したい人は、人気の時間帯(11時から15時)を避けるのも上手な利用法の一つ。
 上野の森には、東京都美術館・東京藝術大学大学美術館・上野の森美術館のほか、東京国立博物館・国立科学博物館もあり、何度訪れても飽きることはない。散策がてら巡り歩いて、文化の森を堪能してみてはいかが。

企画展情報

国立西洋美術館

  • ●ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情…9/30(火)~12/7(日)19世紀末デンマークの代表的画家でもあり、北欧の象徴主義美術を代表する作家。フェルメールを思わせる静謐(せいひつ)な室内表現を特徴とし、約100点が展示される

開館時間/9:30~17:30(金曜20:00まで)
休館日/月曜(祝休日の場合翌日)
住所/〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
電話/03-5777-8600(ハローダイヤル)
www.nmwa.go.jp


東京都美術館

  • ●フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち……12/14(日)まで

電話/0570-060-060(TBS展覧会ダイヤル)
www.tbs.co.jp/vermeer/(展覧会公式HP)


東京藝術大学大学美術館

  • ★狩野芳崖 悲母観音への軌跡―東京藝術大学所蔵品を中心に……8/26(火)~9/23(火・祝)

www.geidai.ac.jp/museum

東京国立博物館 表慶館

  • ★スリランカ 輝く島の美に出会う……9/17(水)~11/30(日)

www.serendipity2008.jp/(展覧会公式HP)

国立科学博物館

  • ★金GOLD 黄金の国ジパングとエル・ドラード展……9/21(日)まで

kingold.jp(展覧会公式HP)

  • ★問い合わせは TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)