ご家庭のお客さま

 
  • 京葉ガスTOP
  • ご家庭のお客さま
  • 業務用・産業用のお客さま
  • 京葉ガスについて
 
 

南房総市富浦町

自然と歴史のワンダーランド大房たいぶき

海蝕崖・出磯(でーそ)鼻

海蝕崖の斜め地層が見られる出磯(でーそ)鼻。
写真からはずれた左側の断崖には艦砲射撃標的跡が

 びわの名産地・南房総市富浦町に、自然と歴史と伝説に彩られた大房(たいぶさ)岬があります。約1300年前、役行者(えんのぎょうじゃ)によって開かれて以来、信仰の聖地として、また、近年では軍事施設として利用されたことから、今も手つかずの自然が残されています。同岬の魅力を紹介するツアーにご案内しましょう。

 

ツワブキ

大房岬の初冬を彩るツワブキ。菊の花に似た黄色い花が人目を引く

不動滝

不動滝。水は竜の口から流れ落ちる

探照燈格納庫跡

探照燈格納庫跡。夜の東京湾に侵入する敵の軍艦を見張るための照明で、第二次大戦の実戦には使用される機会がなかった

オオキンカメムシ

オオキンカメムシ。立木のくぼみや石垣、建物の窓枠の陰で群れをつくって越冬しているのが見られる

散策

木の実を拾いながらの散策も楽しい。道ばたには房総うちわの材料となる篠竹なども

道の駅「枇杷倶楽部」

道の駅「枇杷倶楽部」。初春にテラスから菜の花畑が一面に広がる

枇杷倶楽部の売店

枇杷倶楽部の売店にはびわのオリジナルが色々

道の駅「おおつの里・花倶楽部」

道の駅「おおつの里・花倶楽部」ではハウスの花摘みが楽しめる
※1)
2003年にNPO法人に。「ウォッチング富浦」は毎月第2土曜日に開催
事務局・道の駅「枇杷倶楽部」内
住所/南房総市富浦町青木123-1
問い合わせ/電話 0470-33-4611
※2)
www.mboso-etoko.jp(※1参照)
※3)
「枇杷倶楽部」の姉妹施設
住所/南房総市富浦町大津320
問い合わせ/電話 0470-33-4616

大房岬は博物館 体験ツアー好評

 大房は富浦町南西にあり、東京湾に突き出た高さ80メートル、周囲6キロメートルの台地状の岬。奈良時代、修験道の開祖・役小角(えんのおずぬ)によって開かれたことが記録に残されている。
 1853(嘉永6)年の黒船到来により江戸幕府は、ここに台場を設置。以来、その地形ゆえに明治、大正、昭和の歴史の中で軍事施設と化した。
 南房総海岸国定公園に位置する大房岬は、現在、手つかずの自然や歴史、伝説にも触れられる、まさにワンダーランドに変貌を遂げ、訪れる人を魅了し続けている。
 富浦エコミューゼ研究会(道の駅「とみうら・枇杷倶楽部内」※1)は、大房岬をまるごと地域の博物館と捉えた活動を14年前から展開している。「枇杷倶楽部のコンセプトは富浦から情報を発信すること。そのためには地元の人が自分たちの地域資源について知る必要がある。富浦エコミューゼ研究会はその勉強会としてスタートしました」と同研究会の水野哲さん。
 月1回、子ども向けの「とみうら土曜学校」と、一般を対象にした「ウオッチング富浦」を開催。植物や野鳥、野外料理、民話など、ガイドの得意分野を生かしたツアーは人気を呼んでいる。

海蝕崖に要塞跡、ツワブキの花も

 今回、同研究会のメンバーである小林正子さんにガイドを乞い、駐車場→南繋船場→不動滝・竜善院跡→探照燈格納庫の順に巡ってみた。
 メジロやヒヨドリの鳴き声が聞こえ、空を見上げればゆうゆうとハヤブサが舞っている。ツワブキの黄金色の花がつやつやした葉に映え、トベラは丸い実をつけている。「実になったものは自然の恵み。採っていいんですよ」の小林さんの言葉に、ムカゴや鬼クルミ、マテバシイの実(ドングリ)を拾いながら歩を進めるのも楽しい。
 南繋船場に広がる海は館山湾。波静かなことから鏡ヶ浦とも呼ばれる。目を転じれば斜めの地層も美しい海蝕崖・出磯(でーそ)鼻が。断層にあいた穴は、1900(明治33)年、日露戦争を控えた日本軍が、演習のために館山湾から発射した艦砲射撃標的跡だという。海中に、昭和期の魚雷艇基地跡のコンクリート製レールも見える。
 北から南に傾く地層と、反対に南から北に傾く地層が斜めに向き合っている中心部が不動谷。ここからあふれる湧き水が不動滝に流れ落ちる。851(仁寿元)年、岬を訪れた自覚大師が、滝の近くに建立した竜善院(たつぜんいん)にまつわる話も興味深い。
 1928(昭和3)年に整備された探照燈格納庫跡を見学し、岬の北側の道路に出れば富浦湾が一望できる。漁にいくのだろうか、船が一隻防波堤から出ていく。詩的な風景も大房の魅力だ。大房岬のビジターセンターでは、四季折々の自然を展示。岬を倍楽しみたい人にお勧めの施設だ。

 道の駅「とみうら・枇杷倶楽部」(※2)も魅力が満載。特産ビワを使ったオリジナル商品約40品目を開発・製造・販売している。「びわ寒天」「びわ杏仁」「びわゼリー」などが人気で、珍しいところでは「びわカレー」も登場。2月1日から4月末日まで開催される千葉県の観光キャンペーン「ちばデスティネーション」期間中、フラワーアレンジメントなど体験型のイベントが企画されている。
道の駅「おおつの里・花倶楽部」(※3)は花好きに見逃せない施設。温室のキンギョソウやスターチス、ブーゲンビリアが咲き誇り、摘み取りが楽しめる。大房岬の植物の第一人者・鈴木勇太郎さんが開発したストレリチア(極楽鳥)の花を鑑賞するのもいい。

エリア情報

大房岬MAP