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宮ノ森公園から相島芸術文化村へ

新緑を愛で干拓の歴史に触れる

宮ノ森公園

宮ノ森公園。桜並木の新緑がまばゆい

 我孫子市の東にあり、かつて利根川水運の河岸町として栄えた布佐地区は、また、手賀沼干拓の歴史を秘めています。相島芸術文化村を訪ね、新田開拓の物語に触れてみませんか。周囲の森は今、清彩したたる青葉が最高!観光ボランティア・あびこガイドクラブの栗田有康さんに案内していただきました。

 

竹内神社の六根洗浄の木

竹内神社の六根清浄の木。一つの根からなる6本の木に耳・意・目・身・鼻・口の札が

布佐市民の森

鳥観の広場から眺めた布佐市民の森。散策路があり森林浴が楽しめる

井上邸の主屋

相島芸術文化村の拠点である相島新田名主・井上邸の主屋。1860年築。唐破風の玄関が特徴的。貝絵体験・貝合せ遊戯、各種イベントの場に活用される

江戸末期築の表門

江戸末期築の表門

貝合わせ遊戯

春まつりで行われた貝合わせ遊戯

貝絵

植物を色鮮やかに描いた貝絵。昔は貝合せを通して知識を身につけさせた

クラフトバザール

5月23日(土)24日(日)に1000人ほどが訪れ賑わう恒例のクラフトバザールが開催される。左の建物が「旧漉場」

竹内神社と地形生かした宮ノ森公園

 JR成田線・布佐駅東口から北西へ約800メートル。松並木の参道から急な石段を登ると布佐の鎮守・竹内(たけのうち)神社がある。祭神は天之迦具土命(あめのかぐつちのみこと)。江戸時代、奥の院と呼ばれる愛宕神社にあった武内社をこの地に移し、名称を変えたものといわれる。
 「歴史ロマンが大好き」というあびこガイドクラブの栗田有康さん。「かつて布佐は河岸町として栄え、その経済力は神社を盛りたて、竹内大明神と称されるまでになりました。その繁栄を今に残しているのが祭礼です」と。
 祭礼は昔ながらの形態を残し、9月中旬の3日間、氏子の5町内が持ち回りで執り行う。神輿や5基の山車が町内を練るほか、山車囃子方の競演も見事で、その盛大さは我孫子市内でも屈指。今年の祭りは変則的で19日(土)から。
 境内には日露戦争英文記念碑があり、地元の名士に並んで民俗学者・柳田国男の名も刻まれている。1つの根から6本の木に分かれた「六根清浄の木」なども見所。
 神社につらなる丘陵と谷津を生かした緑の空間が宮ノ森公園。境内の裏手斜面から入ることができる。広さは約3ヘクタール(9000坪)。桜やコナラ、クヌギなど様々な樹木が新緑に染まりツツジが彩りを添えている。清気を胸一杯に吸うと気分は爽快。「最高だね!気持ちいい!」を連発する栗田さん。お気に入りの公園というのも納得だ。
 緑といえば、布佐市民の森も素敵な所。約2.7ヘクタールの自然林で、中心の調整池を囲むように鳥観、ムクの木、竹、花の4つの広場があり、散策路で結ばれている。たまには心静かに五感を働かせ、森と対話するのもいい。

相島新田名主邸でクラフトバザール

 はるかに広がる田園に面した一角に、立派な塀囲いの豪農屋敷が見えてくる。相島(あいじま)新田名主・井上邸である。相島芸術文化村(下欄参照)として一般公開され、様々な文化イベントが開かれている。
 井上家は元々、近江出身の江戸御用商人。4代佐治兵衛は亨保期(1716~1736)に手賀沼湖畔に移り住み干拓に着手。4代目以降は新田名主として、稲作ばかりでなく、油・食品流通、漁労鳥猟、金融業も営み、昭和に至るまで代々干拓新田開発の主導的役割を果たした。
 2000坪の敷地には、近世末から近代にかけての豪農の姿を伝える貴重な建物が点在。唐破風玄関の主屋、床下にシジミ貝を敷き詰めた土蔵、表・裏門、庭塀、旧漉場など9つの建物が国の登録有形文化財。庭には、貝の化石で造られた燈籠や、井上家が神官も務めたことを示唆する神木とされる珍しいナギやサカキなども見られる。
 相島芸術文化村のユニークな活動の一つが貝合せ。江戸時代尼寺で行われた雅な伝統遊戯を広く伝えようというもの。貝絵教室のほか、イベントの折に主屋で古式に則り体験を行っている。
 ちなみに、6月1日(月)から7日(日)の「貝アート展2009」では貝絵講師の作品展と貝合せが体験できる(要予約)。「彩色墨絵展示初夏の花々」を同時に開催。後半の5日(金)からは生け花展「草月流花の宴」が。
 5月に出かけるのなら、23日(土)24日(日)の「初夏のクラフトバザール」に合わせては。草木染め、刺し子、手織り、木工などクラフト作家40人の多彩な作品が勢揃い。手打ちそば、焼きそばななどのお楽しみも。新田開発の様相を伝える名主邸とクラフト、新たな発見をどうぞ。

エリア情報

モデルコース

 JR布佐駅→竹内神社→宮ノ森公園→布佐市民の森→相島芸術文化村(相島新田名主・井上邸)→浅間神社→稲荷神社


発見メモ

(A)相島芸術文化村/開村木曜~日曜10時~16時。月曜~水曜休村(イベント日は例外)。入村料500円(食事・喫茶利用の場合入村無料)。体験イベントは要予約。喫茶店では土日に相島玄米おやき御膳(数限定要予約1500円)が。我孫子市相島新田1。
(電話/04-7189-2864)(FAX/04-7189-5700)
http://www.aijima.jp

(B)浅間神社/標高15mの丘にあり、20種類ほどの樹木が。「祭神は桜の美しさを神格化した木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。同神社は富士山信仰でもあり、山と花の代表を結びつけたところに歴史ロマンを感じる」と栗田さん。正面階段下には新四国相馬霊場88番の番外89番の大師堂がある

  • ※あびこガイドクラブでは、希望に応じて市内を案内。20名まで1回のガイド料2000円。2週間前までに予約を。
    (電話&FAX/04-7183-5907)栗田有康さん(会長)

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