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佐倉ふるさと広場から草ぶえの丘へ

印旛沼で出会う感動の自然と歴史

佐倉ふるさと広場のランドマーク「リーフデ」

佐倉ふるさと広場のランドマーク「リーフデ(友愛)」は、ほとんどをオランダで製作し、日本で組み立てた国内初の水くみ風車。羽は可動式で風上に。10時~16時に運転。風車内公開は10時~12時、13時~16時

 豊かな自然を育み、飲料用水源でもある印旛沼湖畔でゆったりとした時間を過ごしてみませんか。佐倉ふるさと広場では風を受けてオランダ風車が回っています。対岸のサンセットヒルズからの眺望も素敵。草ぶえの丘ではミニ鉄道やイベントが楽しめます。「自然散歩」の最終編となる今回の案内人は、文化財ボランティアガイド佐倉の松井彌彦さんと飯塚晴久さんです。

 

印旛沼

印旛沼に沈む夕陽

印旛沼サンセットヒルズオートキャンプ場

印旛沼サンセットヒルズオートキャンプ場の広場から湖沼や市内のビルが一望できる。森鴎外の漢詩碑が立ち、佐倉との縁が偲ばれる

屋形船

捷水路を巡る屋形船

サイクリングロード

湖畔のサイクリングロード。眺めのよい散歩道でもある

佐倉草ぶえの丘・バラ園

佐倉草ぶえの丘・バラ園。バラに関する書籍と資料約9000点を所蔵する資料館も併設

野鳥の森

夏冬通し25科49種の野鳥がよく見られる野鳥の森

市川・浦安市全域の上水道水源・印旛沼

 京成線臼井駅を過ぎると間もなく、車窓に青々とした水田地帯が飛び込んでくる。開けた水田の向こうで印旛沼が広い空へとつながって、なんとものどかな風景。
 佐倉ふるさと広場はその一角、飯野竜神橋のふもとにある。目印は風を利用して回転する本格的オランダ風車「リーフデ」。日本初の水くみ型風車だ。春はオランダのチューリップ50万本が咲き揃い、夏は花火大会、秋にはコスモスが楽しめる。
 案内していただいた文化財ボランティアガイド佐倉の松井彌彦さんと飯塚晴久さんは、印旛沼の自然ガイド組織「SIP」のメンバーでもある。屋形船で湖沼を巡りながら、印旛沼の歴史や生息する動植物を写真やクイズなどで楽しく紹介している。
 「印旛沼の水深はどれくらいでしょう?」――飯塚さんの早速のクイズに「……」。「答えは平均1.7メートル。現在、印旛沼は北沼と西沼に二分され、捷(しょう)水路で結ばれていますが、以前はWの字に似た一つの大きな天然淡水湖。70から90センチほどの浅さだったんですよ」と。
 あまたの災害を引き起こし、暴れ沼と呼ばれてきたが、長年にわたる開発事業が昭和44年に竣工、治水のみならず多様な利水機能を持つ今の姿に生まれ変わった。「あるデータによると1年間に利用される水量の60パーセントは工業用水として京葉工業地帯に送られ、25パーセントが周辺の田畑を潤す農業用水に、15パーセントが全区域又は一部区域の11市2町2村、県民の約4分の1、おおよそ150万人の飲料用として利用されています」と松井さん。特に市川と浦安両市全域の上水道水源と聞き、印旛沼が一段と大切に思えてくる。
 グループで屋形船を貸し切り捷水路を遊覧してみるのもいい。「複数の橋が見える非常に景色のいいところです。市井橋近くには1万年前のナウマン象を発掘した地があり、完全骨格で発見された日本で初めての化石として話題になりました」と松井さん。
 湖畔沿いには、佐倉ゆかりのマラソンメダリスト高橋尚子・有森裕子にちなんだジョギングロードや、サイクリングロードが整備され売店「佐蘭花」で自転車の貸し出しも。

草ぶえの丘は夏休みの毎日が催し日

 印旛沼の自然を満喫したら、東側の飯野台地まで歩いてみよう。子どもたちに人気を呼んでいるのは佐倉草ぶえの丘。9.3ヘクタールの広大な敷地に、国内で有数の長さというミニ鉄道やアスレチック、ふれあい動物園、バラ園のほか、キャンプ場やログハウスなど宿泊施設を有する。
 農業体験や工芸体験も開催。土・日・祝日ばかりでなく夏休み中は毎日がイベントデー。ザリガニ釣りや肝試し大会、盆踊り大会などいろいろで、8月9日には恒例の「屋形船で印旛沼を学ぼう!」が。まさに心躍るワクワクランドだ。9月上旬からはサツマイモ掘り体験、下旬からは落花生掘り体験が楽しめる。
 印旛沼サンセットヒルズオートキャンプ場は、湖沼が一望できる絶好のスポット。空が茜色に染まる夕暮れ時が特に美しい。隣接する野鳥の森は鳥獣保護区。案内板にはよく見られる野鳥が紹介されている。森林浴にもお勧めだ。
 ちなみに、飯野町と呼ばれるこの辺りは、明治から大正にかけ佐倉茶の産地であった。廃藩置県によって解体した佐倉藩士の授産として、重臣・倉次亨(くらなみとおる)が始めたもので、最盛期には120トンを生産したという。歴史に触れながら歩くと初めての地も親しみがわいてくる。

エリア情報

モデルコース

 京成佐倉駅(循環バスか車で)→佐倉ふるさと広場→野鳥の森→印旛沼サンセットヒルズオートキャンプ場→市民の森→佐倉草ぶえの丘


発見メモ

(A)屋形船/乗合屋形船はチューリップまつりなどのイベント時に運航(中止の場合もあり事前に確認を)。貸切船には昔の漁法「グレ」を見学できるコースも。乗り場は売店「佐蘭花」前。
問い合わせ(電話/043-486-6000)佐倉市観光協会へ。
http://www.sakurashi-kankou.or.jp

(B)飯野竜神橋/日照りに苦しむ村人を救った竜の伝説にちなみ、橋の欄干に竜が飾られている

(C)佐倉草ぶえの丘/バラ園には1050品種2500株のバラが。原種やオールドローズ、鈴木省三コレクションなどここでしか見られない貴重なバラが観賞できる。
(電話/043-485-7821)佐倉市飯野820。
http://kusabue.shiteikanri-sakura.jp

  • ※文化財ボランティアガイド佐倉への問い合わせは(電話/043-484-1960)(17時以降)松井彌彦さん。SIPの問い合わせは(A)参照

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