エアコンの最適な設定温度は?電気代を節約する夏・冬の鉄則を解説
最終更新日:2026年04月16日公開日:2026年04月16日
この記事でわかること
エアコンの電気代を節約する基本は、夏は冷房28℃・冬は暖房20℃という環境省推奨の「室温」を目安にしながら、扇風機の併用・フィルター掃除・断熱対策を組み合わせることです。設定温度を1℃緩めるだけで冷房時は約13%、暖房時は約10%の消費電力の削減が期待できます(環境省試算)。
この記事で分かること
- 環境省推奨「夏28℃・冬20℃」でも快適に過ごすための「体感温度」活用術
- 「つけっぱなし」vs「こまめなOFF」、除湿の使い分けなど、節約のポイント
- 努力ゼロで年間数千円変わる?電気代を根本から下げる「電力会社見直し」の裏ワザ
1. なぜ夏は28℃、冬は20℃?エアコン設定温度の基本
「夏は冷房28℃、冬は暖房20℃」という数字を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これは環境省が地球温暖化対策のために提唱している「クールビズ(COOL BIZ)」と「ウォームビズ(WARM BIZ)」で推奨されている室温の目安です。(※1)
注意したいのは、これが「設定温度」ではなく「室温」の目安だという点。部屋の断熱性や日当たりによって、必要な設定温度は変わります。
設定温度は電気代に大きく影響します。環境省によれば1℃変更するだけで冷房時約13%・暖房時約10%の消費電力の削減が期待できます。
2. 【夏編】冷房・除湿の上手な使い方と電気代節約術
夏の電気代の主役である冷房。ここでは、少しの工夫で大きな差がつく、具体的な節約テクニックを見ていきましょう。
2-1. 「つけっぱなし」vs「こまめなON/OFF」どちらがお得?
結論は季節と外出時間によって異なります。ダイキン工業の実験によると、冬の暖房では30分程度の外出なら「つけっぱなし」の方が消費電力が少なく、逆に夏の冷房であれば同じ30分でも「こまめにON/OFF」した方が省エネになるという結果が出ています。(※2)
これはエアコンが起動時に最も多くの電力を消費し、室温が安定すると電力の消費が落ち着いていくという性質によるものです。
2-2. 「冷房」と「除湿(ドライ)」の賢い使い分け
梅雨時や夏場に活躍する「除湿(ドライ)」機能。実は、除湿には主に2つのタイプがあり、それぞれ電気代が異なります。
- 弱冷房除湿:弱い冷房をかけながら湿気を取る方式。室温も少し下がるため、真夏日など気温も湿度も高い日におすすめです。電気代は「冷房」とほぼ同じか、少し安いくらいです。
- 再熱除湿:エアコン内部で一度しっかりと空気を冷やし余計な水分を取り除いた後、冷えすぎた空気を、再度暖め直してから室内に戻す方式。室温を下げずに湿度だけを下げられるため、肌寒く感じる梅雨時などに最適ですが、空気を暖め直す分、消費電力は高くなります。
使い分けのポイント:
- 気温が高く、蒸し暑い日:「冷房」または「弱冷房除湿」
- 気温は高くないが、ジメジメする日:弱冷房除湿」
- 室温を下げたくない梅雨時など:「再熱除湿」(ただし電気代は高め)
2-3. 扇風機・サーキュレーター併用で体感温度を下げる
代表的な節約方法の一つが、扇風機やサーキュレーターの併用です。人に直接風を当てることで体感温度が下がり、設定温度を1〜2℃上げても快適に過ごせます。
効果的な使い方のコツは、サーキュレーターで床に溜まりがちな冷たい空気を部屋全体に循環させることです。これにより、部屋の温度ムラがなくなり、エアコンの効率もアップして、夏場の足元の冷えも緩和されます。
2-4. 意外な盲点!フィルター掃除と室外機のケア
2週間に1度のフィルター掃除は、もはや常識かもしれません。フィルターが目詰まりすると、空気の吸い込み効率が悪くなり、無駄な電力を使ってしまいます。環境省によれば、フィルターを2週間に1度(月1〜2回)清掃するだけで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減になるとされています。
そして、意外と見落としがちなのが「室外機」の存在です。室外機の周りに物を置いて空気の流れを妨げたり、直射日光が当たって高温になったりすると、室内の熱を外に放出しにくくなり、結果として熱交換の効率が著しく低下します。室外機の周りは常に整理整頓し、夏場は「すだれ」などで日陰を作ってあげるだけで、運転効率が改善され、節電に繋がります。
3. 【冬編】暖房効率を最大化する電気代節約術
冬の暖房は、夏の冷房以上に電気代がかさむ傾向にあります。これは外気温と設定温度の差が夏よりも大きくなるためです。しかし、ここでも少しの工夫で運転効率を大きく向上させて、電気代を節約することができます。
3-1. 加湿器の活用で、暖房効率を高める
冬の節約で最も重要なのが「湿度管理」です。同じ室温でも、湿度が高い方が体感的に暖かく感じられます。一般的に、湿度が10%上がると体感温度が約1℃上がると言われています(気温・湿度の絶対値によって変わる目安値です)。
暖房を使うと空気は乾燥しがちです。加湿器を併用して湿度を50〜60%に保つことで、エアコンの設定温度を1〜2℃下げても、快適な暖かさを維持しやすくなります。個人差や室内環境によって効果は異なりますが、乾燥対策と節電を同時に実現できる有効な方法です。
3-2. 熱の58%は「窓」から逃げる!断熱対策を徹底
冬の暖房時、部屋の熱が最も逃げやすい場所は「窓」です。一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会によれば、冬の暖房時に熱の約58%が窓などの開口部から流出するとされています。
この熱の流出を防ぐために、
- 断熱シートを窓に貼る
- 床まで届く厚手のカーテンに替える
- カーテンを閉める際は、窓とカーテンの間に隙間を作らないといった対策が非常に有効です。日中は太陽の光を取り入れて部屋を暖め、日が落ちたらすぐにカーテンを閉めて熱を逃がさないようにしましょう。
3-3. 暖かい空気は上に溜まる!サーキュレーターで空気を循環
暖かい空気は軽く、天井付近に溜まる性質があります。そのため、足元は寒いのに顔ばかりが火照る、といった状況になりがちです。
ここでもサーキュレーターが活躍します。天井に向けて風を送ることで、上に溜まった暖かい空気を部屋全体に循環させ、足元の冷えを解消します。部屋の温度ムラがなくなれば、エアコンが無駄に稼働し続けるのを防ぎ、効率的な暖房が可能になります。
4. 【シーン別】赤ちゃん・ペット・睡眠時に最適な設定とは?
家族構成やライフスタイルによって、最適な設定は異なります。ここでは、特に配慮が必要な3つのシーンについて解説します。
4-1. 赤ちゃんがいる家庭の最適環境
体温調節機能が未熟な赤ちゃんにとって、快適な温湿度環境は非常に重要です。
- 夏の推奨:室温25〜28℃、湿度50%前後
- 冬の推奨:室温20〜25℃、湿度50〜60%
ポイントは、外気温との差を5℃以内にすること。これ以上の温度差があると、お散歩などで外出した際に体に負担がかかってしまいます。また、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないように、風向きを調整したり、ベビーベッドの位置を工夫したりする配慮も大切です。
4-2. ペット(犬・猫)と暮らす人のための設定
犬や猫は人間よりも体温が高く、特に毛皮に覆われているため、暑さに弱い傾向があります。
- 犬の場合:夏の推奨室温は25〜27℃。特に短頭種(フレンチブルドッグなど)や北方原産の犬種は暑さに非常に弱いため、より注意が必要です。
- 猫の場合:夏の推奨室温は25〜26℃程度。猫は砂漠起源の動物であることから暑さへの適応力があるとされますが、個体差があり、熱中症リスクもあるため過信は禁物です(獣医師・東京大学大学院 博士(獣医学)監修情報より)。
冬場は、ペットが自分で快適な場所を選べるように、ホットカーペットやペット用ベッドなどの暖かい場所と、何もないフローリングなどの涼しい場所の両方を用意すると良いでしょう。また留守番をさせる際は、夏も冬もエアコンはつけたままにするのが基本です。
4-3. 快適な睡眠のための「快眠タイマー」活用術
夏の寝苦しい夜、エアコンをつけっぱなしにして寝て、翌朝だるさを感じた経験はありませんか?快適な睡眠のためには、タイマー機能の活用が鍵です。
推奨される方法の一つは、就寝1時間前に寝室を冷やし始め、就寝時には設定温度を28℃程度と少し高めに設定し、「切タイマー」を3時間後にセットする方法です。人間は深部体温が下がる過程で眠りに入りやすくなるため、最初の3時間で深い眠りを確保することが重要です。ただし、熱帯夜など室温が高い夜はエアコンが切れた後に室温が上昇して睡眠の質が下がる場合もあるため、住環境や体調に合わせて調整してください。
5. 節約術だけでは限界?電気代の「基本料金」を見直そう
節約術を実践しても電気代が下がらない場合、契約中の電力会社の「電気料金プラン」が原因のことがあります。電力自由化以降、プランの選択肢は広がりましたが、数年間見直していない場合は現在の生活スタイルに合っていない可能性があります。最新の料金プランと比較したうえで、電力会社の切り替えを検討してみましょう。
例えば、「京葉ガスのでんき」に切り替えると、無理な節約をしなくても電気代の見直しにつながるケースがあります。
- お得な電気料金:既に京葉ガスのガスをお使いの方は、電気も合わせて契約することで、今よりも電気料金がお得になるかもしれません。
- がすたんポイントが貯まる:毎月の電気料金に応じてポイントが貯まり、お得に活用できます。たまったポイントでお子さんの誕生日ケーキや自分へのご褒美を買った方も!
ほかにも・・・
- 365日・24時間受付の駆けつけサポート:「でんきのあんしんサポートサービス」として、60分以内の点検・調査・応急対応を無料で対応します(修理費用等は別途かかる場合があります)。
日々の節約努力も非常に大切ですが、一度契約を見直すだけで、毎月の固定費が自動的に安くなる可能性があります。まずは、いくら節約になりそうか、京葉ガスの料金シミュレーションで確認してみてはいかがでしょうか。「京葉ガスのでんき」は戸建て住宅やマンションのほか、工場や店舗をお使いのお客さま向けのプランもあります。
→ 京葉ガスのでんきへの切り替えは公式サイトをご確認ください。
遷移先ページの「料金シミュレーション」で節約額を確認できます。
まとめ
エアコンの電気代を節約する鍵は、「快適な室温の維持」「具体的な節約術の実践」そして「電力会社の見直し」という3つのステップに集約されます。日々の小さな工夫を積み重ねつつ、ご自身の電気契約を見直すことで、節約効果を最大化できます。まずは、あなたのライフスタイルで電気代がどれだけ安くなるのか、簡単なシミュレーションから始めてみませんか?ガスと一緒に、電気もおトクになる京葉ガスのでんき「4つのポイント」も、ぜひ一度ご覧ください。
参照・引用元一覧
- ※1 エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査(環境省)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/06/ - ※2 DAIKIN「夏のエアコンつけっぱなし検証!」
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission05







