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GENBA
INTERVIEW 12
供給管工事士
株式会社キムテック
2017年入社

櫻井孝行

自分には、
この仕事しかない。

CHAPTER 01 最初は、何もわからなかった

まずは、今日の現場について教えてください。

櫻井

今日の現場は、お客様の住宅にガスを引き込む工事です。供給管の取り出し工事と言って、重機を操作して道路を掘り、供給管を引き込んだらガス漏れがないかどうか検査し、道路を埋めます。

今は供給管工事の責任者をされているんですよね?

櫻井

はい。ご近所や歩行者、車などの生活の妨げにならないよう気をつけたり、夏は班員の熱中症にも気を配ったりしています。いろいろと気は遣いますね。

なるほど。この世界に入って最初の仕事は何でしたか?

櫻井

掘り起こした土を建材屋さんに運び、新しい砂を持って帰ってくる運搬が主な仕事でした。先輩に道具を渡しながら作業のやり方を習ったり、重機の操作を教えてもらったり。最初は何もわからないので、とにかく覚えることに必死でした。

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CHAPTER 02 多種多様な現場で、安全を守る

この仕事を始めたきっかけについて教えてください。

櫻井

正直に言うと、きっかけは家から近かったから(笑)。でも、続けてみると楽しい仕事ですよ。体を動かすことが好きですし。一時期は別の会社で内装工事も経験しましたが、結果的に今の会社に戻ってきました。

どうしてですか?

櫻井

前職の内装工事は同じ現場が半年以上続くのに対して、ガス工事は日々現場がちがう。やること自体は変わりませんが、短期間で完結して、さまざまな現場に行ける方が自分には向いている気がするからです。机に向かってする仕事は性に合わないですし(笑)。

これまでお仕事をされてきて、一番印象に残った出来事は何ですか

櫻井

数年前ですが、親方と一緒に非開削工法という特殊な工事を中心にやっていた時期があり、京葉ガスから表彰を受けたことが印象に残っています。素直に驚きましたし、この仕事をやっていてよかったと思いました。

非開削工法とはやはり難しい工事だったのでしょうか?

櫻井

そうですね。通常、ガス管を引き込むためには道路を掘削する必要があるのですが、この工法では道路の掘削が少なく、舗装の範囲が小さくて済みます。ただ、機械を設置する角度が難しいのも事実。経験を積んでいないと思うようにいきません。

なるほど。どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

櫻井

日々の現場を事故なく安全に終えられたときですね。1日の件数が多いときにすべて完了させられると、達成感があります。また、自分たちが工事をした場所に家が建つとうれしいですよ。お客さまと話していると、人々の安全な暮らしを守っているのだという実感が湧いてきて、やりがいを感じます。

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CHAPTER 03 自分の性格だからこそ、できることがある

今後の目標について教えてください。

櫻井

供給管だけでは仕事の範囲が狭いので、経験を積むことで本支管工事にも携わりたいですね。また同時に、後輩の指導や育成も行っていきたいです。

後輩の方とは普段どのようなコミュニケーションをとっていますか?

櫻井

プライベートで飲みに行って、悩みを相談されることはよくありますね。ベテランの方には相談しにくいことも、自分のような立場の人になら聞きやすいことがあるのだと思います。何でも前向きに捉える性格のおかげか、みんな慕ってきてくれますね(笑)。

周りから頼られる存在なのですね。では、どんな人と一緒に働きたいですか?

櫻井

大胆かつ繊細に仕事ができる人ですね。表彰された時に一緒に仕事をしていた親方が、そういう仕事をする人でした。穴を掘るのは大胆さが必要ですしスピードも求められますが、道路下にはガス管だけでなく水道管などの他の埋設物があります。細かいところへの気遣いも必要な仕事ですね。

最後に、若手に一言メッセージをいただけますか?

櫻井

僕は違う仕事も経験しましたが、ガス工事を一番長くやっています。最初は誰しも上手くいかないものですし、失敗を経験して感覚を掴めるようになるので、気構えずにやってみてほしいです。また、楽しく働けるのは人間関係あってこそだと思います。その点では、うちの会社はおすすめですよ。仲間であり兄弟でもあるような人たちとの仕事は、やはり楽しいです。

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休日の過ごし方

趣味は車やバイクをいじること。B’zのライブに行くこともありますね。
家族との買い物や仲間とのバスケットボールも、いいリフレッシュになります。