錦古里優大の写真
GENBA
INTERVIEW 02
本支管工事士見習い
有限会社ワークス
2020年入社

錦古里優大

頭で考えて、
手を動かして、
やっと身につく
ものがある。

CHAPTER 01 「穴を掘る」だけでも、実は奥が深かった

この業界に入ることになったきっかけはなんですか?

錦古里

もともとは工業系の高校で測量の技術を学んでいましたが、ガス関連の仕事をしている知り合いに仕事の話を聞き、楽しそうだなと。専門と違うとはいえ、何か活かせるかもしれないと思いこの仕事を選びました。

錦古里さんは入社してまだ半年ほどですが、最初の仕事はどんなことをしましたか?

錦古里

入社すぐは夜勤からのスタートでした。というのも、本支管工事は道路の下にあるガス管を取り扱う作業がメイン。道によっては車通りの少ない夜間に通行止めにして、道に穴を掘って工事をすることが多いんです。初めての仕事は、穴を掘る作業でした。

初めての現場、どんなことを感じましたか?

錦古里

先輩方は簡単に穴を掘っていきますが、土のなかのどの部分に穴を開けると掘り進めやすいのか、どれくらいの深さ、幅にするべきか、など、判断するべきポイントがたくさんあるんです。「穴掘り」一つとってもその奥の深さに驚きました。

現場で作業する上で、成長を感じた瞬間はどんなときですか?

錦古里

僕にできることは、現場がスムーズに進むように状況を整えていくこと。「ここにこれがあったら邪魔だな」とか「次はこの道具が必要かな」と、作業している人の目線の先を見ながら、少しだけ先読みして動くことができたときは成長を感じます。とはいえ、まだ始まったばかり。勉強の毎日です。

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CHAPTER 02 見て学ぶ。手を動かして、さらに学ぶ

現場では先輩に質問することもあると思いますが、コミュニケーションで心がけていることはありますか?

錦古里

先輩達には、「何をするんですか」ではなく「なぜそれをするのですか」と、作業の意味や目的を教えていただくことが多いです。目で見ていればなんとなくわかることも、やってみるととても難しくて複雑。失敗することもたくさんあります。作業の意図や目的を聞いて、身体と頭で学ぶようにしています。

現場で作業の意味を学ぶことにつながったエピソードはありますか?

錦古里

たとえば、「スコップで穴を掘るときは、勢いに任せず、足の重みで丁寧に行う」というルールがあります。これは、もし勢いに任せてスコップを地面に刺したら、すぐ下にある水道管にぶつかってしまうかもしれないからなんです。水道管が切れてしまったら、生活している方にとっては大きな迷惑になってしまいますよね。現場作業は規模も大きく、スピード感も求められてつい急いでしまいますが、守るべき作業は丁寧に行わなければならないのだと学びました。

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CHAPTER 03 社会人としての基本も、現場で培っていく

仕事を始めて、印象に残っていることはありますか?

錦古里

僕は高校時代に現場の安全面について学ぶ機会があり、多少は現場のことをわかっているような気がしていたんです。しかし、実際の現場は想像とは大きく違いました。重機の大きさ、現場で使う道具の数、雰囲気などを肌で感じて圧倒されました。

実際の現場を経験して、自分のなかで意識に変化はありましたか?

錦古里

安全確保のためにやるべきことの重要性です。なぜ作業着の袖が緩んでいてはいけないのか、なぜ重いものを運ぶ時に手を下の方に持ってきてはいけないのか。実際に現場を知って、その大切さがよくわかりましたね。

これから、現場でどんな仕事をしていきたいですか?

錦古里

まずは現場の仕事の流れをいち早く覚えること。それから、時間厳守・挨拶などの社会人の基本も若手のうちにしっかりと身につけたいと思います。現場を覚えるのにコミュニケーションは必須。交通整理をしてくれる方にも話しかけて、「だれが・いつ・何をしているのか」を把握できるように頑張っています。また、本支管工事には資格が欠かせないのでその勉強にも力を入れています。

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休日の過ごし方

休日は家でゲームをしたり、のんびり自分の時間を楽しんでいますね。まだ仕事を始めたばかりですが、貯金をしていずれは車を買い替えるのを目標にしています!